安否確認とkintone連携で2軸の成長に期待できるトヨクモは脅威の割安成長株
2023年1月19日
2023年1月21日
サイボウズの成長でトヨクモは倍成長できると思っているほど評価している企業で、安否確認サービスの大手でもありますが、株価は冴えません。
今回はそんなトヨクモを売上成長率とROICから分析していきます。
現在のトヨクモのPERは30倍です。グロース株がキツイ状態なので割安とは…という状態ではありますが収益性が高ければ期待でもっと上のはずです。
マネックス証券 |
20年12月期からは増収増益を繰り返しており、増益率は落ちてきていますが、20%成長だとしてもPER30倍は安すぎる状態です。
進捗率は3Q時点で9割近く、本決算は来期予想次第で株価が動くでしょう。
ROICと成長率から分析するPER
基本的にROICが高いのにPERが低いというのは相反するものです。
ROICとは税引後利益を投下資本で割ったもので、資本を効率的に使えば高まるもので、ROEはレバレッジで向上させることができるためROEよりも低く出やすい指標です。
トヨクモの3年間の売上成長率は平均で48%です。
現在の19%のROICでPER30倍とすると売上が平均11%成長の場合の評価となります。
ROIC19%かつ売上成長20%くらいと過程したら、PER50倍以上の評価を受けても割高とは思えず、現在のサイボウズがPER100倍以上のことを考えたらトヨクモは成長性と資本の効率性で考えるとPERはいき過ぎた低下だろうと思います。
トヨクモは四半期で見ても売上成長の低下自体は見られますが、利益成長の減速は見られず、サイボウズと共に成長するアプリ開発と安否確認、スケジューラーなどと成長ドライバーが揃っています。
来期が減収減益なら非常に苦しいですが、現在の資本効率では多少の減速を見越してもPER30倍からさらに落ちていくとは想定できない。
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