日経平均株価のレンジ水準と高値切り上げの循環を再確認しておく

2023年12月29日  2023年12月29日 

私は永遠のブル派なので最近だと全ての資産タイプは高値ブレイクして然るべきだと思っているのでビットコインは1万1兆円にいつかは達すると思いますw



今回は2023年に高値ブレイクとレンジ水準=下値を切り上げることに成功した日経平均株価が、高値ブレイク前にどのレンジ水準でどの期間留まったかを再確認して、日経平均株価の買い場を考えてみようと思います。



まずコロナ前の日経平均株価のレンジ水準から確認していきます。

2018年から2019年末では高値が23000円前半、下値が19000円後半

もう少し簡単にすると20000円から22000円の間で日経平均株価はレンジを形成していた。



コロナから回復し、コロナ以前をブレイクした後の2021年から2022年末まで

高値が30000円後半、下値が26000円

簡単にすると30000円から26000円なのでコロナ前の時期よりボラが大きかったと言えます。



最後に2023年のコロナ以後の30000円高値をブレイクした後の半年間

高値が33000円後半、下値が30000円後半



コロナ後の30000円から26000円の時期は幅があるのでボラが大きいと言えますが、それを示すように日経平均ボラティリティも同期間では平均して高いので今後再び日経ボラが上昇すればレンジの幅を拡大しますが、ボラが上がった時期に高値ブレイクもしているのでボラの上昇自体は恐れる事ではないのかなと思います。




コロナ前とコロナ後1、コロナ後2でレンジとブレイク後のレンジを見てみましたが、基本的に高値ブレイクの後は下値もしっかり切り上がっているので、逆に下値を切り下げるような日本のバブル崩壊後パターンにならない限りはレンジの底で買うのがブレイクしない期間は安定的にリターンが取りやすいと思いますし、下値切り下げでもすぐに逃げれるので楽でしょう。

逆にレンジの高値で常に売却していると高値ブレイクに追従できないのでリターンを大きく減らすでしょう。



また、日経平均株価が高値を過去5年間で2回ブレイクしているわけですが、日経平均株価PERの推移を見てみます。

2018年末が11.2倍、2019年末に14.5倍

2020年末に26倍、2021年末に13.8倍

2022年末に12.2倍、2023年末に14.9倍


PER自体も平均的にレンジを形成しており、コロナでは業績悪化からPER平均が上がってしまっていますが、高値を抜けた年の年末PERは平均的なところに位置したので問題なし。

だいたいPERが12倍まで下がってくると下値で、14倍を超えて15倍に近づくと株価の上値になりやすいようです。

つまり、業績が牽引してPERが押し上げられて相場のレンジそのものが上がっており、次に33000円をブレイクしていくには今の株価水準でPERが下がっていく業績の拡大が絶対条件であると言えます。


現在の日経平均株価のPER14.9倍は過去の推移からすると十分に割高な水準であると言えるので、2025年3月期の大企業の増益ラッシュが来年の高値ブレイクの条件だと思います。

金融緩和で耐えた2020年はPERが上がってしまいましたが、結果的に2021年末には十分なPERにまで業績拡大しているので、もし来年が利下げで高値ブレイクするなら、2025年末までに大きな業績拡大が必要となるでしょう。


これが分かっていれば業績拡大なしの高値ブレイク論は蜃気楼のような物なので、日本株に冷静な投資を続けたいですが、業績が来年ブレイクすればいいだけなので稼げ日本企業!

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