年初来安値更新のKudanは自動運転やロボティクスで長期のグロース銘柄
自動運転が普及するならばKudanの業績は凄まじいことになるだろうと予想していますが、株価が上がっているときはそりゃ上がるよなと思いつつ、年初来安値を更新する現在は???という状況です。
Kudanが明確に株価崩壊を起こしたのは今年の3月からで米銀ショックから世界的に新興企業は資金繰りヤバいじゃね?という状況を受けているのに巻き込まれているように思います。
決算資料 |
当分は赤字が続くKudanは円安やインフレで資金減少がやや加速しており、バーンレートを意識しないといけない状況で、株式印刷をどこかでするという思惑がありそうです。
受注に関してはしっかりと増やしているようで、ロボティクスやマッピングなどの先端システムでintel等の大手を顧客としていますが、まだまだ営業利益ベースでも大きな赤字です。
ファイナンスに関しても決算資料に記載されていますが、先に数年分の資金調達済みで現在は製品化への資金使用と、予定としては資本業務提携での資金調達を予定している感じのようです。
業績に関しては製品化の段階はまだまだ投資フェーズで、初期導入から本格導入へと刈り取りタイミングがあり、初期導入が来期、本格導入がさらに来期というタイムラインを予定しており、その間は売上がフェーズの進行で拡大する予定で売上増加は普通に見込めるでしょう。
また、事業共創パートナーにNvidiaが含まれており、intelやNvidia等の半導体企業と製品パートナーに進化していく半導体関連銘柄でもあるようです。
利益に関しては当分先のKudanは開発をしっかりと進捗しており、今期は売上が56%増加する予定です。
ただし、赤字も拡大しているのでどこかでファイナンスが必要になる企業であることには間違いないですが、自動運転や半導体向けに技術を深掘りしているKudanはユニークな技術を有する企業なので、信用買い残が急増している状態でもないので短期的に買えるときはきそうです。