増資で年初来安値のスミダコーポレーションは事業拡大の増資で業績拡大の可能性大
既に次の相場を見据えているので現在弱い銘柄を分析しています。
通常、相場が崩れる際は牽引していたセクターや銘柄は需給的に売り方が勝ち続け、いずれは買い残が溜まることから下がった後の上昇が難しくなるので、売り方の勝負がしづらくなっており、あとは投げ売りを待てばいい既に安値の銘柄は反転の際に早く動きやすいです。
今回は自動車を軸にコイル等の電子部品を生産しているスミダコーポレーションを見ていきます。
まず、直近までのスミダコーポレーションは株価が右肩上がりで私も保有していましたが、業績も強かったのでファンダメンタルズ的に買われていました。
ただ、5月22日に増資の発表があり、需給的に売られる展開となっています。
上に書いたように直近まで上がっていたことから、いまは売り方優位で利益が乗っているので、これが落ち着くまでは大幅上昇は見込めないですが、増資で集めた資金で事業拡大できるなら現在もまだ割安なので魅力的な株価ではあります。
マネックス証券 |
23年12月期は足踏みしていますが、21年と22年は大幅に業績が伸びています。
個人的には株価上昇が遅いなwという印象ですが、再び2桁の成長ができるか?が注目点です。
増資の理由
・中国から工場移管
・生産性向上のための工場自動化への投資
・EV普及を見据えた増産や新製品ラインなどの生産強化
・新製品開発等の研究開発のための人への投資
増資の方法は悪魔的ではなく、行使が自由や劇的な割安プレミアムなどは付与されていないもので、希薄化に関しては比較的小さいです。
増資の理由は生産性向上=インフレ等コスト高対応や、EV需要や新製品のライン強化とポジティブであり、新製品への研究強化もするようなのでEVが2023年に頭打ちでない限りは将来の業績にプラスの内容。
スミダコーポレーションが大幅な研究投資をした時期が2018年と19年度で、その後に業績が大幅に伸びたこともあり、厚くなった財務で投資をすれば来期はまだ早いですが、来来期辺りには効果が見えてきそうです。
金曜日は下落から上昇に転じたので一定の買いがありますが、さらに下がるようであれば事業領域的に拡大が見込めるので監視して再度買いたい銘柄です。