年初来安値を更新した今期から業績急拡大のチェンジホールディングス
この踏み上げ相場で年初来安値を更新する銘柄は何なのか?と見ていこうと思いますが、年初来安値更新銘柄数が足元増えており、従来どおりならここから相場が崩れるんだろうなと思いつつ、お宝探しも同時にしていきます。
チェンジホールディングスは2024年3月期から業績急拡大予定のDX等のIT支援企業です。
株価急落の要因は分かりませんが、本決算の利益進捗率が悪いため、あるとしたらそこかなと思えますが、これは資料に書かれている内容だと会計処理変更に伴う来期への期ズレであり、中期経営計画へ向けた進行として問題ない点であることが言及されています。
マネック証券 |
24年3月期は69%増収の87%増益で、そこへ向けて株価が上昇していたので期待からの事実売り程度は分かりますが、PERが決算前の36倍から現在は19倍にまで低下しています。
これは事実上は株価が半値になっているような状態で、あまりにも安すぎるといえる株価指標です。
中期経営計画 |
投資の指標となる中期経営計画では来期の25年3月期はさらに利益が大幅に伸びる予定で、現在の業績予想の達成が確認できるにつれて株価は上がっていくだろうと思います。
またAI銘柄としての一面もあり、ChatGPTの自治体利用を支援するサービスを開始しており、自治体DXや地方創生での注目度にも期待ができます。
株価を見ていると昨年は通期決算時に株価が急騰して、その後は上昇を続けましたが、今年の場合は強い業績予想かつ中期経営計画も達成できる前提で上方修正しているため、これは流石に売られ過ぎだろうと思えます。
投資家は現在の業績予想に懐疑的な可能性があり、1Q決算のタイミングである8月の上旬の内容で大きな上昇が期待できます。
それまでは需給的に反発が難しそうですが、PER的に考えると数年のPER底値が15倍程度なので、現在の19倍からすると下落余地は小さい中で、平均PERが30倍台なので十分に上値が狙えますし、高い来期予想を市場が達成可能と意識するならばPERは高い位置に修正されるはずです。