年初来安値更新のエランは病院や介護施設での日用品レンタルで安定成長
2023年5月26日
2023年5月26日
入院や入所生活で必要品をレンタルできるエランは年初来安値更新していますが、業績だけを見ると今期は2割増収の2割増益と成長を邁進中。
施設が用品を準備し続けるのは人手やコスト的に厳しいですし、独り身が増えてきた昨今では「必要な物を持ってくるわね」という家族等のサポートも昔よりはないでしょう。
また、ライバル登場の可能性はありますが、介護施設は増加が続くのでブルーオーシャンですし、周辺サービスの充実もしはじめたエランはじわじわ成長で市場で存在感を出してくるでしょう。
エランの決算資料のデータを見ていると、サービス対象とする規模の病院の開拓率が17%、介護施設等は7%と開拓余地は十分に残されている状況です。
中期経営計画 |
2025年には市場開拓率が3割程度で売上が680億円予想なので、ライバルとの熾烈な競争がない限りは売上1000億円程度はいけるでしょう。
エランは営業所や物流網を全国に展開しているので、これに対抗するには巨大資本でないと展開力で敵いづらいため、病院や介護施設等のサイドで大きな変革がない限りは成長継続。
株価は3年前と同水準ですが、業績拡大によりPERが50倍→20倍にまで低下しており、株価指標的に20倍のPERは極めて低い状態で、上の資料にあるようにROEが20%超えで成長継続の企業は最低でも30倍のPERはほしいところです。
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