インソースを再確認
少しずつ即戦力級人材の雇用が回復していることを各社の資料から確認できていますが、それでもDXで急成長しているITセクターはまだまだ人手不足でインソースには継続的に注目しています。
ただ、インソースの場合は比較的大企業が顧客としては大きいでしょうから、日銀短観を見ていると今年は中堅や中小企業の方が投資意欲があるようなので成長後退な気もします。
どうするインソース
https://hultutiinvestlog.blogspot.com/2023/03/blog-post_22.html
にて、業績や事業を書いているので、PER推移から現在地を再確認してみます。
マネックス証券 |
インソースは株価の下落によりPER水準は過去5年で相当低い位置まで落ちています。
今期は17%増収の13%増益を予想していますが、直近の1Qの進捗率は前年並みで酷い決算ではない。
上の画像を見ればわかるが、業績主導で株価が上昇しており、PERは高すぎるときもあるものの、コロナ前で70倍のPERを超えており、人手不足がより深刻化しそうな今で、労働市場の流動化も一定進み、社員教育のニーズがある状態でPERが50倍ないのは低すぎるだろうと思われます。
相場としては依然として大型株優位で、指数に近い銘柄が主導して上昇しており、相場が上がっている割には下落銘柄が目立つシーンに変わっています。
この状態で日経平均株価28000割れで再度下落に向かう場合は、かなりの銘柄数が年初来安値を更新していくでしょう。
どちらにせよインソースは過去PERで見ればもっとも安い位置にまで低下しており、長期の資金は入らないのだろうと思いますが、新卒が企業を選べる状況が復活しだしたので、彼らを戦力化するインソースはフルで活動できるでしょうし、リスキリングの需要も入れば成長はまだまだ続くでしょう。