日本株をMSQまでに売り続けていた事で下落を避けることができた
私は3月10日のMSQに向けて株式を売却していたことを報告していました。
3月8日に書いた記事でほぼ最高値のときに売りの判断を固めて実行していました。
主力株であったトヨクモやスターティアの売り基準も書いていましたが、既に満たしています。
宣言どおりにニチコンやジェイテクトが主力株になりましたが、他の銘柄を利確して起きたことです。
3月11日の朝4時、シリコンバレー銀行の破綻による世界株安で日経平均先物は27600円程度になっています。+200円と考えても27800円で私が上の記事で書いていた、MSQ後は27500円を目標とするという予測を2日でまくろうとしています。
シリコンバレー銀行の破綻抜きで26500円まで時間をかけて下落すると予想していたので、私のポートフォリオは日経平均株価が26500円になっても含み損が出ないはずである状態になっています。
投資に絶対はなく、シリコンバレー銀行の動きが思ったより波及して下げを加速する可能性もありますが、私はコロナショック後にシリコンバレー銀行に投資した経験があるので書かせてもらうと…
シリコンバレー銀行は確かに金融緩和で急拡大しましたが、それでも規模はTOP10ではなく、ベンチャー企業中心の融資なので特殊性が高く、金融システム全体に波及するとは想定していません。
救済できる銀行はあまりないと思っていて、政府のオペレーションの下で規模を縮小してスッキリしてから買われるのがベストだろうと思っています。
現在のままではどう頑張ってもシリコンバレー銀行は助かる道がなく、事業の大縮小が前提と考えています。
とりあえずは日銀の政策が正しいという状態になる可能性が高く、FRBの金融緩和で無理やり拡大したシリコンバレー銀行は、これまたFRBの急いだ利上げで一気に破綻へ向かったので、取り付け騒ぎや投資家が実はここ危ないよねで狙い撃ちすれば問題が他の金融機関に波及するリスクはあります。
シリコンバレー銀行のリスク管理ミスはあれど、FRBの利上げ速度が問題で、供給に問題がある状態で金利を上げていけば、そりゃどこかは壊れるよねという結論です。
シリコンバレー銀行が救えなければ、シリコンバレーのスタートアップは崩壊です。他国のベンチャーも米国登記する際にはシリコンバレー銀行を使っていたので米国外のベンチャー企業に波及するリスクがあります。
FRBがこれでもタカ派を維持するなら、スタートアップからリセッションが波及すると思っています。コロナで不況と好況が分かれたように、現在も不況と好況が分かれており、これをCPIや雇用統計で見ようとするFRBは完全に失敗した組織でしょうね。
米金利が急激に下るリスクオフ相場です。
FRBの利上げが不可能になるという見立てを立てるならば、日本株の大型グロースは一転して買える状況になるだろうと思います。
逆にバリュー株は景気不安の中で上がっていたので、低PBRだから業績下方修正が許されていた日本株は普通に下落と考えてもいいでしょう。
ひとまずはシリコンバレー銀行がどう救済されるかを見ないと買いはできません。