日本株は円安が支えもMSQ後は下落と判断
3月はMSQがある月です。
日経平均株価と先物の値に差がつくため、先物だけ見ると少し安い状態となっています。
現在の日本株の上昇はショートの買い戻しである動きは必然で、指数以外の銘柄では個人投資家が好きそうな銘柄が上下しているだけで、投資をするタイミングとしては良くない。
3月10日までに現金ポジションを大幅に増やしており、最近の主力株だったAI株は一掃しました。
理由は個人投資家が投げる相場は下げ相場のときに起こるため、2023年1月中旬から気分が良かった個人投資家は3月10日以降には強制的な売り手に変貌する可能性を避けるためです。
それ以外では株価が急上昇したトヨクモやスターティアはまだ保有していますが、5%以上の下落があれば利益確定を増やす予定であり、主力株は総じて減らす予定です。
最近取り上げた自動車関連としたジェイテクトやニチコンは取り上げてから数日で4%以上の上昇をしており、円安と自動車生産の活況がプラスになると思うため主力株に引き上げることも検討しています。
現在、株式を売却している理由はAI株が駄目とか、企業環境が悪化するということではなく、3月のMSQに向けた動きが急速な買い戻し相場で十分なリターンを上げたため、日経平均株価27500円を目標にそこまでは保有株を減らそうという考えです。
米国株は再びのインフレやドル高など悪材料が出始めており、雇用統計やCPI次第では50bp利上げとその後の利上げまで考えられる。
日本株が単独で強く、現在のショート筋を強制的な買い戻しまで踏み上げることができるなら期待しますが、日本株単体に材料不足となっており、円安再進行が企業利益を急激に押し上げない限りは日経平均株価 3万円超えは厳しいと思っています。
ショート踏み上げなら29000超え余裕、しかし、ショートを踏み上げるとその後の反対方向への下落の加速度も増す。
ちなみに今回踏み上げの犠牲になっているのは個人の売り勢で、海外勢の買い方が分かりやすい動きをしており、いま調子の良い銘柄に追加で投資するのは不毛。
2月の日経平均株価が27500近辺で停滞していたので、3月10日以降は再びそこへ戻る前提とし、踏み上げできないならショート増加も考えられ、26500円まで一気に下落するストーリーも考えています。
日銀の動きが沈静化していますが、市場にフレンドリーかはさておいて、FRBの利上げ再開と円安再開によっては海外筋が円と債券に仕掛けてくるでしょうから、再び日本株にマイナス材料となる外圧が迫っています。
ひとまずは雇用統計とCPIがどうなるか、下振れならグロース株の買い戻し全力