決算が少し悪くて大幅安になったROIC20%の優良システムインテグレーター株
2023年2月4日
2023年2月4日
2月2日に決算発表した独立系システムインテグレーターのシステナは10%安となりました。
営業利益の進捗が前年同期の73%から68%へ後退したことで業績懸念がされたようです。
売上は前年同期の73%から76%へ改善しているため再成長への動きとしては十分だろうと思います。
これにより予想PERが20倍となり、コロナショックの21倍を下回り、3年間でもっともPERが低い値になりました。
3Qの決算で下方修正がなかったため、通期決算時の営業利益下振れがPER上昇要因です。
PERもPBRも過去5年で最低レベル、ROIC20%、自己資本比率68%、配当利回り2.15%とどの指標で見ても安心して買える水準です。
システムインテグレーターは需要として受注が優勢な状況が続いており、システナはIoTやAIなどの成長分野に注力しており、現在は成長のフェーズとなっており、私は増収を優先しています。
車載システムや金融機関のクラウド化に伴う基幹システムや勘定系システムなど大型案件が着実にあるため業績悪化は考えづらい。
海外や投資育成事業が赤字となっており、事業全体で見れば順調なので業績の下振れはなささそうです。
システナは決算説明資料がないので情報が掴みづらいため、短期変動の際に見るべき指標が曖昧なのが難点ですが決算短信を見る限り減益リスクは低そうです。
海外では自社AIが製造業に受け入れられているようで、国内ではAIやIoT、アライアンスなどで差別化、ワンストップ対応することで受注が取れているため簡単には仕事を取られづらいと思います。
売上自体は前年よりも高い進捗率なので個人的には買いで良い銘柄。
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