M&Aキャピタルパートナーズが適正水準かROIC等で分析
2023年1月19日
2023年1月19日
M&A仲介大手のM&Aキャピタルパートナーズ
M&A業界は需要が旺盛ですが、株価に織り込まれているのもあるでしょう。
M&Aキャピは今期の成長率を9%増収の7%減益と低めに見積もっています。
ROCIは20%、PERは25倍で取引されている状態ですが、まずはROICと売上成長率でPERを導いて、そこから過去PERを見て妥当か見ます。
まずROIC20%で現在のPERが見込む成長率は8%となっており、今期の売上成長に近い水準です。
過去3年の平均売上成長は18%で株価が織り込むとPERは49倍程度だろうと思います。
M&A関係は売上成長に若干の凹凸があるので、リスク分はPERから割り引かれるとは思いますが、過去3年の平均PERは32倍となっています。
同期間でPERの最大値が50倍なので、上で書いた49倍に近い妥当な水準までは上がっていたようです。
高いPERから株価が下落したのはM&Aセンターの問題に引きづられた感と、22年の全体の下落で下げ続けていたためPERが低下していました。
前回取り上げたMonotaROのように業績が安定して成長していると分析しやすいですが、M&A関連は売上成長マイナスと大幅プラスの年で凹凸ができるのでその点が難しいところです。
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