日本最大手のサイバーセキュリティ銘柄であるトレンドマイクロがクラウドコスト増で営業利益を下方修正

2022年11月2日  2022年11月2日 

 

クラウド関連の費用がかさんでおり、トップシェアのAWSなどドル価格で利用するため、円安とインフレの両面で基本料金が上昇しています。

私の所属する大学でも個人に割り当てられるクラウド容量が200GBから一時的に大きく引き下げられており、クラウド費用が多くの場所に影響しているだろうなと思います。

クラウドと言えば、乗り換え前はオンプレミスもありますが、上昇が続くとオンプレミスの方が良い組織はあるでしょうね。



2022年12月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ(PDF:131KB)

トレンドマイクロは円安とクラウド費用が上昇し、営業利益が50億円減益

ただし、子会社の異動で特別利益が70億円あり純利益は上方修正という結果です。

クラウド費用の上昇がクラウドベースの製品を提供する企業にとっては1番のコスト増だろうと思いますが、円安分はドル安で解消すると思いますが、基本料金引き上げ分は今後もコストにかさむ結果となりそうです。


トレンドマイクロや他の大手企業もそうですが、2020年から21年8月まではDXやIT化でクラウドはとてつもない追い風の中で、同時に円高でもあったために需要急増+コストダウンというドルベースクラウドの恩恵を最大限に受けていました。

また、AWSなどは長期契約をして前払いすることで為替の影響を排除し、割引も受けられますが、それが剥げてくるとクラウドコスト増の重みが全体的に出てきますね。


なら、データセンター銘柄はどうか?と言えば、まだまだ下がらないエネルギー料金に加えて、intelが値上げしているため、データセンターのコストが足元で増加しており、現在進行中のデータセンター開発もコスト増でどうなるか不明ですね。当初よりは利益のあるプロジェクトではないはずです。


つらつらとクラウドの足元の問題を書いてきましたが、

私は短期的な問題に終わると思っていまして、AWSに代表されるクラウドサービスは今まで値下げを継続的にしてきており、為替の影響を除いても一時的な料金上昇で留まると思います。

色々とIT企業に投資していて、決算資料を読んでいますがコスト増のメインが人材獲得が多かったので、クラウドも理由に大きめな減益をしたトレンドマイクロは良い事例になりました。

急成長中でクラウド環境を構築拡大していく企業はこれからコスト増するため、新規投資として減益理由にはならないんでしょうが、既にAWS等で構築してある企業が料金改定で影響が出たら?というケースはこれから来るか、見えてないだけでありそうですね。

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