時価総額以上の現預金を保有するエンカレッジ・テクノロジは株主還元期待できる?
2023年2月5日
2023年2月5日
2023年から株主還元というテーマは非常に重要になってくると思います。
投資家は企業に対して適切な投資で業績を上げ、それを還元するか再投資するかを求めています。
なので、企業は可能な限りの成長か高い総還元性向で市場へリターンするかが重要だと思っています。
欧米企業並みの株式社会になるためには総還元性向は欧米並みに近づく必要があり、還元は全体で倍になる可能性すらあるのが日本株の魅力です。
エンカレッジ・テクノロジはNTTデータや金融機関を顧客とする運用監視のソフトベンダーで保守やコンサルティングが伸びています。
ゼロトラストが国内で伸びていますが、エンカレッジは強みを活かしてクラウドへのサーバー攻撃が増加している中で案件が増えているようです。
現在の株価指標は以下の通りで
予想PER13倍、配当利回り3.6%、自己資本比率74%
株主還元は配当性向33%以上を目標としているようで、コロナ禍では減配ではなく配当維持をして配当性向87%まで上がっていたので配当維持をするようです。
株価対策をするようでコロナショック時には総還元性向340%まで上げて配当維持と自社株買いをしています。
前例として株価急落があれば自社株買いなどをする可能性があります。
22年3月期本決算時は現預金が37億円あり、現在の時価総額が34億円なので現預金が時価総額を超える状況となっています。
現在は投資先行で次世代システム開発に向けて先行投資や人員増加をしていますが、人員も定着したため資金現象は数四半期で終わるだろうと思います。
顧客はNTTデータや官公庁などがメインな上に運用保守がメインなので業績が著しく悪化するとは考えづらい企業です。
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