植田ショックで戦略変更
先週買い増しした分が焼け野原になっている状態ですが、新規買いした銘柄がディープバリュー銘柄だったので下落は指数に対して限定的な下げでバリュー株の強さを実感しています。
新たに買っていたグロース株は瞬間損切りという植田手数料を払うことにはなりましたが…
増やす場合は減らすのがセットなので、決算前に不安の銘柄を手仕舞っていたり、ポートフォリオで上昇を牽引していたグロース株の利確をして資金を貯めていました。
これで新規買いや既存銘柄の買い増しする資金にしていたのですが、相場全体が終わったので待機資金が現在は豊富にあり、日経平均株価が3万4000円割れなら下落トレンドで無条件買いできるかなー?と思っています。
日本の株価指数が上がる前提なら半導体株をポートフォリオに入れておくべきなのですが、植田総裁が円高のために利上げしたと世界に思われている以上は利上げ思惑で円安進行は考えづらいので半導体株は円高デメリットで回復が海外次第なので売りでポートフォリオから消しました。
逆に、円高がメリットになる輸入商社や国内の事業がメインのIT系を増やしており、円高かつリセッションなら輸入商社は物価下落で利益が増えて、IT系は海外SaaSなどの維持費ダウンやリセッションで人件費が下がることで国内のストック収益がある会社はコスト減になるので狙っています。
日経平均株価は高値から14%も下落しており、20%下落すれば下落トレンドとなります。
既に直近の下値を割れこんだので、日経平均株価が直近の下値を明確に下回るのは2022年以来となり、最近の相場では最悪の環境になっています。
日銀の利上げが経済成長や実質賃金のプラスを伴い、GDP成長が1.5%以上成長する見込みがあってなら分かるのですが、GDP成長が0.4%程度、実質賃金マイナス、内需が冷えている状態での利下げは日銀のスタンスが政府寄りということを投資家が嫌がるので中国と同じ印象を海外投資家は抱くでしょう。
もともと半導体株と円安銘柄の利確を増やしていたのですが、今回ので完全に売りで日銀が同じスタンスで動いた場合にリスクが大きい銘柄は切りました。
それによって本日の日経平均株価5%の下落は放っておくよりは軽症です。
政府日銀の利上げ連合がしばらくは日本株の最大のテーマとなるので、8月の決算シーズンに入っていますが決算でのいい反応が無反応or全部売りで良い銘柄まで売られる可能性はあり、既に決算発表済みで円安メリット以外の銘柄は買いの対象としたいと思います。
現在は円高メリットだけでは売られているので、パルグループのように円高メリットなのに強い決算を出してくれていれば上がっていても買えるし、仮に下がるならターゲットにできそうです。
とりあえずは投資銘柄数自体を限定して機動的に動けるように身軽にしています。
決算前に銘柄を手放していたので半導体やグロース切りもすぐできたので、現在はバリュー株が7割、グロース株が1割、優良株が2割くらいでバリュー株の下落耐性に助けられています。
しばらくはバリュー。