今年投資した企業で暴落した銘柄を分析して今後に活かしたい
2022年は株式相場にとっても、全体の金融相場にとっても問題大アリでした。
まだ終わっていませんが、FRBの暴走ドル高無限上昇編が続いているので金利を警戒していましたが・・・
私が保有した銘柄でグロース株だから金利には警戒だな。だけでは済まされない銘柄から暴落をくらったので分析していきましょう。
4053 サンアスタリスク
年初来で58%下落しているIT銘柄です。
テーマとしてはDX、スタートアップなどがあるので売上成長=PSR上は同業グロースと比較しても安いなと思って投資しました。取得単価は940円ほどで損失は10%マイナスを行き来している感じです。一部は損切りを実施しています。
惚れ込んだ一つの理由は、エンタープライズより中小事業へのサポートを多くしており、スタートアップへの投資と同時にサンアスタリスクが事業を同時にサポートできるのが顧客として獲得できるし、上手くいけばリターンもでるだろうと。
実績には三菱地所やNTTビジネスソリューション、ローソン、ソフトバンクなどエンタープライズが揃っており、小規模なスタートアップの支援までできるDX銘柄なのが強みだなと思い、他のIT銘柄より多めに投資しました。
メタバースなどのWeb3.0も事業領域で会社があり、スタートアップ/DX/メタバースとテーマがごった煮されている宝箱銘柄ですw
今年上場したクラシコムもサンアスタリスクがアプリ開発支援しています。
16年〜21年の平均売上成長は45%と高水準、SaaS型ではない開発や支援企業でこれは高いですね。利益も22%平均で伸びてました。
PERは22年以前は70〜100倍に留まっているハイグロースです。
なので、金利に注意してできる限り下がるまで待ってました。初めての投資タイミングも1000円割れになったときで年初来で既に半値のタイミングです。
投資の決断はPERが予想ですが20倍まで落ちてきた点です。株価下落と利益増加があれば必然的にPERが下がっていくのでチャンスと感じました。
そこからのさらなる下落、何があったのか?
シンプルに下方修正!!!ですね。
21年は上振れがあったので着地で予想超えでしたが、22年は20年並みの利益水準まで下方修正されました。前年割れですね・ω・
売上の下方修正はほぼないので、何かしらが利益に影響した。これは22年のIT企業に大量にある傾向で、よくあることなので過小評価してしまいました。
しかし、2Q決算説明資料で分かる通り
為替影響による原価増加で利益率が悪化しました。
それにより進捗率の低さから下方修正することになりました。
為替影響はベトナムのドン高円安によりオフショア拠点のあるベトナムにおけるコスト増により、現地での利益水準上昇に苦戦している様子。年初来で20%のドン高
また、国内開発チームは不完全で人件費上昇があるので利益が減少してます。
為替の影響は営業利益で特に大きな要因、他の減益理由はサンアスタリスク特有の問題ではなく、円安も業界的なコスト増も重しで、下方修正がなければ低PERだったグロース株はいっそう下落することになりました。
さらなる下方修正 or 通期で利益未達の恐れ
次の3Qは季節性要因もあることから、これに向けての下方修正をしていたわけですね。
円安は1ドン0.0056円としていますが、現在はそこから8%高の0.0061円となってます。
4Qまでの想定が現在より円高の水準なので、現在の円安は多少なれど予想への下振れ要因となります。
結論としては円安+国内人材強化でダブルの減益理由があったというのが真実でしょう。
依然として円安傾向は続いていますが、円安でなければ売上総利益率悪化に占める割合は軽微で、円高があれば是正される内容。
国内の人材投資により外注費が今後減少する理由にもなるため、適切な投資のように思えます。
下方修正の主な理由は円安とベトナムの季節性要因=3Qがあることで、国内の情勢としてはIT投資も多く、今後も増える見込みから売上そのものには影響が薄いです。
これらを踏まえると今の円安傾向が終了したタイミングで投資すれば、最もリスクが低いでしょう。現在の状態で売上成長が鈍化するのもリスクです。
次の決算はドン高の影響もあるでしょうし、季節性要因もあるので市場の反応が恐いところなので、決算跨ぎをするのは見えている落とし穴のようなものでしょう。
以上、私が今年投資した会社で為替要因を見落としたため、減益を過小評価した企業でした。


