現在の相場観と最近投資を増やしている理由
日経平均株価の5万円安定をしている中で引き続きスタンダードとグロース市場など比較的内需株が多い市場は最高値更新とは遠い状況にあります。
日経平均株価は期待のど真ん中なので私は日本株半導体ETFで日経平均株価の上位だけ保有していますが、既に日本株の投資信託やETFは売却しています。
個人的に日経平均株価を買うくらいなら投資拡大のど真ん中でAI相場の中心のNASDAQの方が遥かに魅力的だと思っていて、日経平均上位の企業の半数が30〜50%くらいの増収増益を見せてくれないと今のPERは許容できないです。
アドバンテストがそれに近い成長をしているように業績を牽引する半導体株は半導体ETFに入っているので日経平均株価が上がると思うなら、結局は上昇も下落も業績も半導体ETFでボラを取った方が上も下も取りやすい。
AI業績次第で日経平均株価は割高
今の相場は良くも悪くもAI投資ありきでEPSが形成されており、見通しもAI投資次第で将来の業績も先行き製品需要もAI投資次第でOpen AIがNvidiaやソフトバンクGなどから資金を調達してAIのハード周りに投資し、業績が上がりさらに投資してと業界が好調な内は全体のEPSと見通しが上に上に上がっています。
なので、AI関連で伸びている企業はある日突然兆円単位の投資が降ってくるのでEPS自体にそこまで意味はないと思っていて、Open AIが1,250億ドルの中期収益目標を達成するには同等かそれ以上の投資が必要なので兆円単位の投資はエスカレートすると見るのが自然でAI相場はOpen AIの資金調達次第だろうと思いますね。
今の相場で重要なのはAI関連と完全に縁を切るか、乗るかの二択で資金の動きのど真ん中はAIが向こう数年中心である状況が変わるにはOpenAIが急ブレーキを踏む以外には考えづらいです。
ソフトバンクGがもっと資金を集めてOpenAIに投資すれば、現状だとハードに資金が流れ込むので日本の半導体関連は恩恵を受けるはずで日本の半導体関連も資金が余っているならOpenAIに出資すれば業績は上がるので循環取引と言われていますが追加資金が入れば上がる相場はAI次第でしょう。
今の資金の流れが止まれば日経平均株価のEPSを急速に上げる期待は弱まるので普通に割高な状態なので、5万円台を大きく超えていくにはいつも通りですがソフトバンクGと半導体株次第です。
ファストリは良い企業なので完全に関係ない場所でしっかり成長するでしょう。
最近投資を増やしている理由
コロナショック前後から積立保有していた日本株の投資信託を最近売りまして、半導体ETFも部分的に売却し、なおかつ最近投資は投資信託やETF中心でパッシブ投資だったので資金は余っています。
割高な日本株指数と半導体ETFを売っているので、相対的に割安な個別株をちびちびと買っています。
現状だと利確せずともPFの20%近い待機資金と調達余地があるので薄く銘柄を増やしておいて、後からリサーチをしてどれかを主力株にしようかなと打診買いしています。
日本のインフラ関連は供給と需要の問題で、需要はあっても供給増加は難しく、AI周りのインフラ投資も急いでいるように見えないので国内需要はまだ増えるなと踏んでいるので周辺分野の企業を広く買っています。
下落余地は日経平均株価や半導体に比べれば遥かに低く、AI業績が乗っていないからEPSの盛りもない企業なら仮に相場が崩れたら半導体よりは飛びつきやすいかなと下がる前提くらいで買っています。
逆に言えば、広く買っているので全部が上がれば精査は無理なので順に売っていくしかないので目線は下で見ており、下落余地の小ささと急落したら即座に極めて割安になる企業を前提に探して買ってます。
今の日経平均株価や半導体株は20%下がっても割安かな?状況次第ではここから下落の始まりとも思えるので下がる前提でポートフォリオをやや下落体制がある形に変えつつ、半導体ETFとNASDAQ100はパッシブの主力として残っている全方向を向いて残りのリターンを最大限もらいつつ、下落に転じたときに致命傷は避ける狙いです。
相場下落の想定は円高株安で、高市政権で円高株高になるには株価が高すぎるので下落前提なら円高は重要テーマだと思っていて、ドル円130円とか120円とかいかなくとも今からもっと下がりそうと思われれば円高メリットや円高が比較的有利なセクターや市場が先回りで買われるので、それを先回りで買っておけば円安続行なら全体上昇で円高なら一部がブレーキになる形にはなるだろうと思います。
1番キツイのはシンプルな日経平均株価やNASDAQ等のヘッジ売りで、踏み上げ相場になっているので下落に賭けるなら下は深そうなので下落初動でなく少し崩れてからでもいいと思いますね。
全体的にはリスクを取っていますが、ここから15%を軽く取れる上値は想定できないので利確を進めています。
利確の一部で気になっている銘柄を買っていますが、差し引きだと現金が増えている状況で投資できる銘柄が増えるのを待っているのが私の最近の相場観です。
