SBIHDの割安さが気になる
2025年は銀行株が大幅に上昇し、利上げによる業績の恩恵や割安さもあって資金流入が続いていました。
日銀は12月に利上げを決め、さらに利上げ継続の可能性が出ているため春闘賃上げが手応えありなら前半に追加利上げも全然見えてくるでしょう。
その上で年末に再上場したSBI新生銀行は現状だと1.56兆円の時価総額で、SBIHDが子会社含めて1.2兆円程度を保有しており、現状だと流通株主比率に不適合で将来売却していく予定になっています。
まず、SBIHDの時価総額が2.2兆円で、新生銀行の持ち分が1.2兆円、過去のTOB価格が問題になるほど安く推定で6000億円規模とされ含み益が6000億円ほどあると推測できます。
SBI新生銀行の資産価値を除くだけでSBIHDの事業価値は1兆円と計算することもでき、今後はSBI新生銀行株の売却が定期的にされるなら住信SBIネット銀行のように売却利益を計上していくことになります。
また、SBIHDは住信SBIネット銀行の持ち分がないのでSBI新生銀行とSBI証券のシナジーが強化されていくなら、本業の成長はSBI新生銀行の成長ともシナジーがあるため、両社の価値は共に上がっていくと考えると現在のSBIHDの時価総額は割安に見えます。
ネット証券は楽天かSBIの2強だと思いますが、特別利益でSBIHDは今期の利益が多く来期は減益見込みとなっていますがSBI新生銀行とのシナジーや資産価値を見れば利益が減る程度は今後の含み益の実現などを考えれば買う材料と言えそうです。
SBI新生銀行の評価が難しく、現状は住信SBIネット銀行もSBI証券と連携ができるので資本的にはSBI新生銀行とSBI証券の連携を一本化して証券の方は保有資産を増やし、銀行の方で預金を増やすのが両社の成長に必要だと思われ、どれくらいが両社の事業価値に含まれているか疑問です。
含み資産的にSBI新生銀行の株価が上がるなら大部分を保有するSBIHDは上がるのが自然で、この資本関係は今後の相場で注目していきたいです。
シナジー的に薄れますが、楽天グループ(2.2兆円)は楽天銀行(1.2兆円)を49%保有しており、時価総額と保有比率的にSBIHDとSBI新生銀行より減りますが、こちらも親会社側は含み資産含めて上昇する資産を持っているので面白いと思いますが、どちらもHDやグループのディスカウントがあると思うのでシナジーが強い方で考えると今はSBIの方が気になりますね。
