弱い銘柄まで買われだしたので全体を利確
トランプ関税から相場が一定回復して日経EPS的に妥当な水準で日経平均株価がレンジしています。
関税の減益から逃れないと4万円を超えて高値回復していくイメージはできないので、トランプが中間選挙で経済政策を踏み込む年末から来年までは個別の好業績に乗るのがいいかなと思っています。
決算で良かった銘柄から循環が始まった
決算で好業績や還元を出した企業がまず上昇したのが5月中旬までで、下旬に入ってからは決算で売られていた銘柄が強い反発を始めています。
上昇した銘柄に資金を入れるのが怖いか、あるいは安物探ししている人が増えている印象で、仕掛ければ軽い銘柄が多いので何の変哲もない低業績銘柄まで本日は上昇しています。
通常なら悪い銘柄が買われて、良い銘柄が買われないor売られるのは相場が歪み始めているので、アンワインド的な相場は調整で戻るのが過去に何度もありました。
一旦全部下げて、再び良い銘柄からまた資金が戻るという。
利確とリスクヘッジ
あえて弱い銘柄を買うのは分散という意味では大きいのですが、その弱い銘柄が意味もなく上がれば分散としての機能もなくなるので私の場合は利確をしてキャッシュに戻しています。
それ以外でリスクヘッジする場合にベアを入れる方法もありますがトランプ相場ではリスクが高く、VIXから利益を得るETFや長期債を買うのがリスクヘッジになるだろうと思います。
VIXは幅が大きいのでアメリカなら14-13以下とか相場が完全に落ち着いて平穏なときに仕込まないといけないし長期では持てないので短期の保険の方が安全でしょう。VIXが10以下になる相場もなくはないですし。
長期債金利は米国に引っ張られる形で日本も買い手不足で金利上昇しており激安状態になっています。仮に相場がクラッシュして金融緩和せざるを得ない状況になれば長期債のリターンは株式を圧倒するでしょう。
ただ、トランプ関税ショックの際には米株・米債・ドルの全部が下落したので、そうなると米債は株式と同じく下落するのでリスクヘッジになりません。
少なくともトランプは金利を下げたがっているので買い手を増やす、財政は本来は中長期の話なので財政を短期的にああする!こうする!では金利の改善にならないし、それで混乱するなら買い手もいない状況なので超長期債は買われないでしょう。
超長期債金利が歴史的高値なので米債ETFで日本の高配当株並みに入るから別にそっちで良くね?となりつつありますが、リスクヘッジ先がそこまでないです。
トランプの発言次第で上下に激しく動き、金利は一方的に上がっているので相場が落ち着くたびにVIX ETFを買って売ってを繰り返して〇〇ショックがたまたま上がれば儲けもん!くらいでいくかですね。
私は米国超長期債をリスクヘッジに入れようと思っていますが、まずは利確をして守備力を上げています。
保有銘柄は決算で2桁上昇した銘柄が多いので十分なリターンは確保できており、これをインカムゲインが得られて株式と同じ方向に動かない資産に移そうと思っています。