丸千代山岡家の決算後の株価動向
丸千代山岡家が本決算で強い成長結果を出してきましたが、今後1年間の見通しは弱めの数字で増配もほぼないような水準でしかしなかったことで株価が急落しました。
前回の記事にして以下のような動きになるだろうと書いていました。
直近の上昇は月次売上から決算期待が入っていたので、3400円への後退も考えています。
配当自体はあってないような内容なので下値支えにはならないため厳しい展開になりそう。
丸千代山岡家は強い決算内容だが業績予想が渋くて増配するも実質なし
月曜日に大きく下落し、火曜日も連続下落する形で高値から-13%、上昇前からは-2%と失望売りが続いています。
私の場合は決算前の上昇で一部利確していたので現在は買い戻しできる水準で魅力を感じいますが、月火とラーメンチェーンにとって厳しい結果が続いているのは留意したいです。
丸千代山岡家は決算前PERが13.2倍、決算後は業績上昇と株価下落で11.5倍までPERが低下しており次に出てくる月次売上が10-20%上昇している数字なら上方修正期待で買えると思います。
また、同業のラーメンチェーンであるギフトHDも利益面では厳しい決算を発表して火曜日に19%下落しているので原材料高と値上げのズレが一部にはあるだろうと思います。
とはいえ、下落したギフトHDのPERが27倍、丸千代山岡家が11.5倍のPERで規模感は大差ない状況なので期中の上方修正しがちな丸千代山岡家は上昇余地がかなりあり、なくともラーメンチェーンや飲食銘柄の中でPERが極めて低いので下方修正以外での下落はいきすぎでしょう。
13倍のPERでも安かったですが、11倍のPERは極度に安い状況で過去2年は期中に売上利益ともに上方修正している好調銘柄なのでコンサバな決算=成長終了で低PERは考え過ぎでしょう。
物価高や不確実性がありますが、ROEも高く資本政策の余地がある丸千代山岡家は成長余地自体は残されており、ここで成長終了だとしても11倍のPERで高いROEなら還元でも上がれるため本日は買い戻しをし、買い増しも検討しています。