今年に買えそうな日本株のタイプ
2025年の相場が始まりましたね!
1月はアメリカの利下げ回数の動きと、日本の残りの利上げ回数の時期を株式が織り込むために実態経済より先行き金利で動きがちなので上下に激しい展開が続いています。
日本は今のペースだと2025年前半に1回、中盤に1回という利上げが織り込まれつつあり、アメリカは利下げが0〜2予想から増えるか?
この予想はするだけ無意味ですし、1ヶ月でも2025年の利上げ/利下げ回数が変化するので短期投資以外は有利な投資を継続していればチャンスが続いてるだけなように思えます。
流石にグロース株の反撃の年になる?
2024年IPO企業は先行き業績として成長性が続くか見込めないので難しいですが、それ以前から上場している成長企業は大型を除けば割安な企業が多いです。
2022年〜2024年はバリュー株相場で低PBRの訂正が多かったですが、低PBRは高ROEでもないし高成長でもないので是正後のカタリストが株主還元しかないです。あるいは買収。
そうなると事業価値で評価できる成長株はROEやEV/EBITDA倍率などから成長株を買う相場もあるのかな?と思っていて、アメリカ利下げと日本の利上げピークで成長株が優位な2020年〜2021年になるのかなとサイクル的には見ています。
今はROE30%でPER12倍、ROE50%でPER15倍などアメリカ株ならPER40倍以上で評価されても良い割安成長株が結構落ちていて保有検討中や打診買いしている銘柄があります。
バリュー株は残された罠が上がるのか?
未だに極めて割安なのは製造業、金融株です。
地銀はPBR0.5倍以下がまだまだありますが、2024年が利上げピークなら金利上昇の織り込みは終了することから①合併などの再編期待、②割安是正のどちらかがカタリストになるでしょう。利上げが継続するので金利環境から利益のピークは2026年以降になるはずで織り込みが早ければ今年が上昇の一旦のピークになりそうだと考えています。個別では期待。
残りの低PBRだと製造業関連で自動車や電子部品、金属加工など広く残されています。
製造業は業績に波が大きいのでPERが高かったり、利益の伸びには期待できず株主還元拡充なしでは旨味がない低PBR&低ROE企業が多く企業側が変わらないと上がりづらいです。
製鉄株も残された割安株ですが、価格交渉からの利益増加は終わり、日鉄の動きの不確実性から業界として上がり調子には思えないです。
海運空運陸運は2024年はそこまでぱっとしなかったのでセクター見直しがあるかもしれないし、製紙関連も依然として割安です。
残された低PBR株は多くありますが、残されただけの理由があるところが多く、割安是正でどれくらいの上昇余地があるか?年内にされるか?が重要です。
仮に2026年以降まで待つくらいなら、中期経営計画で良い内容の企業を買った方がいいですし、不確実性がありますが割安な成長株を買ってもいいでしょう。
金利がピークなら不動産株は上値を取り戻せるか?
金利上昇は銀行株の利益になりますが、基本的に金利に左右される不動産株やREITには良くないので2024年の不動産株やREITはよほどの成長性なしではなかったです。
不動産株は金利と市況のダブルパンチをくらっており、配当利回りの高さが下落を止めていますが下方修正があると悲惨なチャートになっています。
大手不動産株なら含み資産での割安性も上がっているでしょうから、ある程度のインフレ継続で金利がピークを打つなら大手不動産は上値突破に期待できそうです。
銀行株が金利のピークを織り込んだら不動産株は必然的に優位になるのかな?と思っており、金利上昇に弱い半導体株と合わせて上昇役になってくれれば日経平均株価も高値奪還できそうで2025年は金利が最大の敵です。