今回の決算シーズンで日経平均株価のEPSはどう動いたか?
働いても働いても業績が向上しない。
そんな日本株の決算シーズンで、例年なら上方修正の方が圧倒的に多いはずの時期に下方修正が目立ちました。
中間決算でダメなら来期も期待できない
上方修正した企業は上方修正が続く可能性が高く、下方修正すると次も下方修正だったり、コンサバで弱気の業績予想を出しがちになるので下方修正から長期停滞する銘柄は多くあります。
今回の下方修正が上半期だけのもので、下期に回復して来期は成長回帰!なら問題ないです。
ただ、IPO1年以内の下方修正は詐欺よりも悪質なので東証が責任を持って買収して改善させてほしいw
自分の持ち株が下方修正したなら今年の最初の決算からなぜこうなったか?分析しておいた方がいいです。
仮に1Qから下方修正するんじゃね?って感じなら先に下落しているので下方修正後に上がるパターンが多いので決算から雰囲気を読めていれば修正自体は痛くないです。
日経平均株価EPSはどう動いた?
10月→11月下旬までがおおよその決算シーズンなので、10月1日から11月15日までのEPSの動きを見ていくと、昨年は約10%改善して加重平均で2000→2200くらいまで日経平均株価の一株利益が増加しました。
まだ加重平均が出ていませんが、指数ベースだと、
10月01日1872円
11月15日1879円
昨年は1634円→1666円へと上がっています。
日経平均株価が加重平均なので指数ベースEPSだと認識しづらいですが、今回は大手半導体の上方修正があったので加重平均ならもう少し上がっているように見えるはずです。
少なくとも指数ベースで昨年よりも変化数と変化率の両方で大幅に低下しているので調子が悪いのは明らかです。
EPSがほとんど変わらないなら投資家は買収で株価が強制的に上がるか、あるいは還元で総還元利回りで投資妙味を感じて投資する以外に業績で買い!がそこまでなかったと思います。
今回の決算シーズンの勝ち組は買収or株主還元強化→クオカードのバラマキでしょうかw