日本株にとって予想外だったこと
石破茂という人物をほとんど知らないので高市氏と比較したときに株安的な人なのかなという印象を持っていました。
総裁選以前の発言からややタカ派な人で、しかもアベノミクス否定の人が総裁になるので普通に考えればアベノミクスの行き着いた先が今で、岸田の新しい資本主義は賃上げ等ですが印象にないのでアベノミクスの反対側である金融正常化の議論が進むのだろうと思っていました。
もちろん、選挙前に市場を荒らしたくないので発言を弱めて、市場が歓迎する発言をしている可能性もあり、総裁選前から豹変したと世間で言われていますが、選挙後に再び豹変するかもしれないので石破政権だから日本株買いだとは思っていません。
石破氏は緩和的な方向性を示した
金融引き締めはしないし、今は利上げ環境にないと発言した。
これが市場にとっては大きく、日銀の利上げは年内はないという予想が広がったでしょう。
個人的に日銀は半年は利上げする必要はないと思っていますが、賃上げが予想以上に進むのなら新しい資本主義という日本だけが資本主義2.0に勝手に進む中で利上げもあり得ると思います。
アメリカのソフトランディング予想は円安
9月に予防的利下げをしていたFRBは11月ももしかすれば50bpの利下げか?と市場がなっていましたが、強い雇用環境から11月の50bp利下げは一瞬で消えました。
強い雇用はインフレ継続ですが、ソフトランディングかノーランディングの市場予想を強化するものなので円安なので日本株からすれば円安株高で高値を狙えそうです。
ちなみに、2000年以前ですがアメリカがソフトランディングしたときは円安株高だったので、ソフトランディングなら歴史に習って円安株高を享受するポートフォリオがいいでしょう。
最近に日本株を再評価するとすれば、中国株の上昇もありますが、予想外に石破氏が緩和的な人だった!という無邪気な反応と、アメリカが予想以上に経済好調という2点で、円安で米国経済が強いなら日本は風邪をひかないで済みそうです。
そもそも石破ショックは起きたのか?
私は石破政権誕生で日本株が下落した日を暴落は来なかったと書いており、買い場ではなかったと書いています。
あれくらいの下落で買っていたら、私は週2くらいで買わないといけない、よくあるレベルだったので円安メリットは下げていましたが予想内の下落でした。
なので、個人的に石破政権誕生で下げたは下げましたが、その後は完全にレンジ相場入りしていたので市場は外圧次第と見ているのかな?と勝手に思ってました。
個人的に中国株の大仕事は終わったので、待機資金を動かしたいですが、権利落ち直後かつ決算前の微妙な時期なので、いまあえて買うなら暴落がほしいです。
9月末は株式分割が多かったので、分割して買いやすくなった銘柄を3銘柄ほど新規投資しましたが、別に資産的に大きな規模ではないのでビッグチャンスを待ちたいですね。
あえての中国株ベアを狙っている人は多そう。