予想どおりに正解は日本株ショートの中国株ロング
石破の勝利で最初に投稿した記事が以下です。
中国が政策期待&日本から離れる資金流入で昨年から起きていた海外投資家の中国株離れからの日本株への流入の逆転に期待して中国株ロングも妥当かな
日本株に緩和期待がなくなり、中国株に緩和期待あり
総裁候補で緩和期待を受けていたのは高市氏であり、石破はどちらかといえばタカ派で、日本の経済情勢を考えるとハト派以外は全部タカ派です。
そして、中国は2021年からの全体的な不況に対応がずっと小さくない?場当たりじゃない?と中国株回避が海外投資家でありました。
現在の中国は金融緩和に踏切り、刺激策も評価されているので単純なPERやPBRで見れば中国株は世界でも有数の割安さで評価できます。
石破勝利明けは日本株急落と中国株急騰
14時時点で本日の日経平均株価は4.8%下落しています。
他方で中国株は深セン指数が9%上昇、FTSE中国A50が5.8%、香港ハンセンが3.8%上がっており、金融緩和でハイテクの深センが大きく上がっています。
日本株ショート&中国株ロングというのは日本株を空売りすると同時に、中国株をロングするということなので本日だけで見れば大成功以外の文字が見当たらない成果です。
しばらくは中国株優位な展開か?
アジアの大きな株式市場は日本と中国、最近躍進中のインドでしょう。
2021年からインド株は中国株に投資しないアジア株投資家が入っており、円安もあって2022年以降は中国株離れや中国人に日本株が人気になりすぎて中国で日本株売買が停止になったりと中国株から離れる結果としてインドや日本株が買われてきた背景があります。
その上で海外投資家が中国に投資しなかったのは政治問題もありますが、マクロ経済の痛みが大きいので大規模な刺激策が出てくるなら成長力がまだある中国株は高値更新くらいは余裕でできるはずです。
このまま中国株が高値まで一気に回復していけば、モメンタム投資家は中国株に乗りますし、世界全体を投資対象とする大きなファンドは月間や四半期パフォーマンスが良くなった中国株に投資していないのは何事か!と中国株が上がるほどしばらくは安泰だと言えそうです。
中国株指数は1週間で15%〜30%上がっているので既に持たざるリスク状態であり、中国人は当然、買い遅れた海外の投資家はしばらくは見過ごせない投資対象でしょう。
私が好きな海外投資家もポートフォリオの上位を中国の個別株で埋めていたので実は私も…
冗談ですがw、少なくとも海外の有名投資家で中国株を割安でチャンスと認識している人は多かったので、中国の刺激策はかなり意味がありました。
他方、日本は緩和的な人が自民党総裁にならなかったので中国株大上昇は日本株への恩恵でなく、資金が逆流するリスクへ変化しているのかな?と思えます。
シンプルに考えると、日本企業は中国に多数進出しているので中国の刺激策で経済が上向けば業績が上がるはずですが…