三井ハイテックの下方修正から円安なしでの半導体はきつそう
EVや半導体向け部材の三井ハイテックが下方修正を発表しました。
下方修正の理由は中国の景気低迷などで需要回復が想定より弱い点、在庫調整が未だに続いている点などが影響しているようです。
まず、中国の景気低迷は出口が見えず、金利やインフレ率の低下から日本経済が終わったのと同様に需要が減り、デフレが見えてきたという点で中国景気の回復の兆しが見えません。
中韓は経済が上手くいかないと反日イベントを行うので、昨年からの中国政府の日本への嫌がらせは景気低迷を表し続けているでしょう。
半導体株の上昇はNvidiaやTSMCを代表に先端のAI向けが多かったので、汎用など今までの半導体の市況回復は見えてきたかな?という感じで、完全復活は未だに見えていません。
今後はAI PCやAIスマホなど先端半導体の需要増加は分かりますが、2021年や22年のようなとてつもない半導体の大量受注みたいな状況はAI関連でしか起きていないでしょう。
半導体は至る所で使われていますが、三井ハイテックの場合はEV向けという印象が強いので、EV向けに強みのある電子部品メーカーは警戒が必要で、ニデックも中期で下落が続いているので業績面で買いづらい状態です。
もし、保有を続けていずれくる半導体やEV相場に備える場合、三井ハイテックは赤字ではないですが、赤字転落する企業だと資本が減り、配当もなくなるので高値から半値以下もありえます。
私は半導体株を1銘柄投資していますが、PERは最低水準で直近業績は円安もありますが好調で三井ハイテックと異なり部材の需要が強いと書いてあったので大丈夫だと思っています。
色々と半導体やEV関連の電子部品メーカーを見ましたが、最近はかなり割安になっている銘柄が多いです。業績の下方修正がない、なんとか会社予想の減益で済むのなら今期は勝ちだと思って投資したほうがいいですね。