選挙前&景気減速懸念などの不確実性で買い増しはできない
急落相場で色々と投資を増やしまして、一部の銘柄は高値を抜けなかったので利確しました。
投資済みから1銘柄を利確、新投資からはオプテックスと三菱鉛筆を利確しています。
一応は買い戻しも検討していますが、現在の相場と為替状況で円高方向がメリットにならない銘柄は買いづらいです。
FRBは50bpの利下げする?
当ブログで米国経済への警戒として雇用統計後の下方修正癖について数ヶ月前に書いていました。
最近はその下方修正の数字に反応して相場が下がっているように感じます、新しく出てきた統計が次の月には下方修正されるので現在の相場で見るべきは下方修正された数字だけとなっておりデタラメな数字が堅調だろうが知らないしと相場が無視していそうです。
過去1年でほとんどの月に下方修正してきた統計では米国の経済は好調!と言えるのは消費くらいで、貯蓄や実質賃金、良好な雇用環境からは遠ざかっており、消費は貯蓄の取り崩しとクレジットカード、BNPLなど将来のパワーで賄っておる層が多そうで、民主党が利下げ幅を広げると経済失政がバレますし、共和党からすれば戦争を終わらせるや生活コストを下げるためにエネルギーを下げるなど現状苦しい人々からすれば共和党の方が良く映るでしょう。
普通に考えれば利下げが予想より上振れするのはFRBや政府のミスなので、利上げが遅れたように利下げも遅れるのが通例です。
利下げ期待がどんどん増しているのでドル安円高が進行してしまい、円高によって日本株は上がらない状態なので、現状は円高がメリットな銘柄で逆行高or最小の下落幅で耐える投資方針です。
米国の利下げは失業率の根拠が乏しいので、市場側が50bp利下げの期待をしてもFRB次第です。共和党が勝てば利下げ圧力は強まると思われるため結局は選挙前で動けない相場です。
選挙、景気、戦争、業績、為替…
選挙はまだまだこれからですが、トランプ優勢がなくなってから相場が不安定になっているので民主党だと利下げはしないと見ているのか?
景気は日本に関して言えば実質賃金が一時的に急上昇しており、上昇が数ヶ月続くのかが重要で、実質賃金が上がり続けるなら利上げが待っているので円高期待。
米国景気は雇用の下方修正連発で雇用の悪化が消費の悪化になるまでタイムラグがあるでしょうから、消費が崩れたらいよいよという感じで、米国人の消費意欲は無限なので失業率が上がっていかないならギリ大丈夫か?
戦争は終わる気配が見えないので少しのインフレ要素として永遠として残っています。
企業業績はまだまだマシで、米国企業は超大型株が崩れなければOK、日本株はドル円145円割れから想定為替レート以下の輸出企業が増えており業績期待が後退しつつあり、目線がTOBなどに向いており極度に割安で拾える優良株がない魅力が薄い相場です。
そして、為替が円高になれば株安、米国の景気懸念や金融環境の遅れは半導体が引き受けるので日経平均中心に株安と円高半導体で株安となると日経平均のボラが継続して高いです。
二番底になるかは分かりませんが、新ブラックマンデーから多くの銘柄は10%以上上がったので安値覚えから買い手が追いつかず、海外中心にポジション整理で売りが強いので、日本人が買っても買っても下がる日は下がっていくと思います。
日経平均の下落余地はまだまだあり、最近強い反発をしたグロース市場はトレンド的に新安値更新もあり得るので買いづらい相場です。
新ブラックマンデーからすぐに相場が立ち直ったので下落で買い増しする人が増えそうです。