日経平均株価4万2000円が見えてきたので利確
私が過去に書いていた日経平均株価が4万円台から落ちなくなり足場固めしてからの4万2000円コースという妄想が現実になりそうになってきたので本日から利確を始めています。
6月は買いも売りも最低限で、1銘柄を新規で買って、1銘柄利確と入れ替えみたいなことをしていました。
私の今年に日経平均株価が最高値を更新し続けるというイメージだと半導体と円安の合せ技のみで、EPSによる改善は夏の中間決算ラッシュで上方修正があって4万円足場固めくらいかなと思っていたので半導体で相場が上がるというのは想定どおりで利益を取れています。
円安に関しても円高になる要因が経常収支黒字以外に皆無であり、経常収支を吹き飛ばすNISA等のキャピタルフライトを考えると日本人が外国株を主要投資対象として買う限りは経常収支は過去最高を超えても円安になる実需があるかなと思っています。
円安は間違いなくグローバル化した日本株に追い風なので、半導体や高PERの製造業は円安方向なら強い状態を維持すると思っています。
他方でバリュー多めのスタンダード市場や、国内メインで円安がメリットでなくデメリット気味で金利に弱いグロース市場も相対弱い状態です。
現状は日経平均株価のグローバル大企業があるプライム市場が堅調で、バリュー気味なスタンダード市場は逆行安気味、グロース市場はおもちゃという様相です。
今回の上昇で4万2000円突破できればNYダウとの差といい、日本の株価指数としては上出来だと思います。
その反面でNYダウが上がってこないと差が開きづらい性質上、日経平均株価が4万円割れに再びいく可能性があり、今回の上昇で4万円台を下回らないところまでいけるかは今後のために注目しています。
その上で私自身は4万円超えの状態で日経平均株価や日本株に無理して投資をする価値はないと思っていて、8月の決算ラッシュで上方修正して相場を牽引する銘柄が分かっているみたいな特殊ケースを除けば今は利確をしていく時期かなと思っています。
半導体や高PERは相場上昇時に強いので相場がクライマックスを迎えるまでは売りませんが、そこについていききれない銘柄は徐々に脱落していき、最後に本命たちが下落するので資金を逃しておくための利確をしますが多少現金を多めにするくらいに留めます。
日経平均株価がもっと上にいくには?TOPIXが上がるには?スタンダードとグロース市場は?
日経平均株価に関しては世界の半導体株高と円安さえあれば十分に高値を取っていけるでしょう。半導体株のPERはあまり意味がないです。ソフトバンクGも…
TOPIXに関してはバリュー株のウェイトも大きいので日経平均株価と乖離ができつつありますが、PBR1倍割れ消滅大作戦が大型株ではおおよそ終わってしまったのでTOPIXを上げてきた低PBR解消上げが多くのセクターでできなくなっており、銀行と自動車が全てPBR1倍超えになる異常事態があれば上値はありそうです。大型グロースを信じるなら日経平均株価が安牌。
スタンダード市場は中小型株のバリュー株等が集結している中途半端な市場なので今回の上げでは一番絡んでいません。中にPBR1倍割れが多数ありますが業績も波があり、投資家と対話してきた企業は企業価値が上がってプライム市場にいるはずなので投資家の方を向いている企業も少ないです。
グロース市場は日本の利上げ懸念からか高値がもっとも遠い市場です。
世界の利下げによって日本の利上げはなくなるだろうから世界の利下げが最大材料かなと思っています。
その上で赤字企業が多いので金融政策で緩和、財政政策で企業支援という追い風がほしく、その中で国策のグロース市場銘柄なら短期で5倍もあるでしょうが運ゲー市場と言ってよく、相場が傾いたら手痛く焼き払われます。
グロース市場は金額が小さすぎるのでプライム市場に行く資金の1割でも流れ込めば狂乱のバブルになりますが、今はならないです。
今の相場は大型グロース主導による株高で、円安株高と認識しています。少なくとも円高で株高はなかったことも含めて。
結局はApple、Microsoft、Metaみたいな米株と同じで日本株も結局株高だと東京エレクトロン、ソフトバンクG、ファーストリテイリングみたいな感じで特にソフトバンクGが高値のときは相場のクライマックス感も出てくるので注意が必要です。
そんなソフトバンクGは年初だとほぼ倍になっているので、あの規模の会社が短中期で2倍超えていくのはバブルと見ていいかなと思います。
日経平均株価が3万7000円台で買い増しをしていたので利益が積み上がったので、今はリラックスモードです。