円安株高で日経平均株価が4万円復帰
もしトラがもうトラと討論会以降はトランプが勝つことを前提に相場が動いている。
トランプの減税や金利のスティープ化で長期金利が高い状態は変わらずに、まだ利下げには深く言及していないので金利高?というのが最初の反応のように見えます。
当然のように円安は止まらないので防衛ラインと思われていた160円を突破して本日は161円をつけている。
日経平均株価は円安メリット企業が多いのでドル円の動きが停滞していた間にNYダウと攻守逆転したりと為替が動かないと大きく動かない指数になっている。
ただ、少なくとも円安が止まらなくなった6月20日以降は円安に対応するように日経平均株価はじり上げを続けていたので円安株高は未だに健在なようです。
TOPIXも高値を取っているので大型株なら全体的に大丈夫な状況で、反転の可能性を匂わせていたグロース株が金利高によって弱くなっている。
米長期金利が再び上がっているのがグロース株の重しで、本格反転は利下げ株高。円高株高というコロナ初期の相場のような形でないとグロース株が一方的なイケイケになるとは想定しづらい。
今年の相場観で過去に書いたようにもしトラなど、世界的な選挙があるため年後半は動きづらいと書いてきた。
しばらくはトランプが勝ちそうラリーが続くので連想買いは日本株でも起きるでしょう。
本当にトランプが勝つ前に相場は織りこみ終わると思うので、日本株のみの投資家だとしても政策の大転換、自民党との関係性の変化、年後半には自民党自体も変わる可能性を考えると刻々と変化する中でどれだけ頑強な投資先を持てているかが損失を減らす鍵となるでしょう。
攻めに関しては次の自民党総裁を見据えた日本株投資をすれば織りこみはまだまだでしょうから利益が取れそうです。菅元総理が返り咲くのが一番面白いなと思いますが、誰になろうと本筋である半導体は変わらず、内需の細かいところはトップによって変化すると思います。
年後半はフランス、ドイツ、イギリスと政権の不安定さが出てきそうですし、アメリカは共和党が返り咲く可能性、日本は少なくとも自民党総裁が交代するのでは?という中で政治リスクが今後問題でしょう。