あの高配当銘柄が抜群な中期経営計画と大幅増益で成長性ありの高配当株化
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高配当銘柄として知られていますが24年3月期は円安もあって下方修正から株価が下落していました。
25年3月期は158%増益で一気に過去最高益の業績予想を出してきています。
今期は香港での和牛販売の食肉会社を買収し業績貢献する予定、中期経営計画のラストイヤーの27年3月期には軽井沢の不動産開発の業績が貢献としており、事業拡大による業績拡大が一気に進む予定のようです。
こうなると今までの高配当がどうなるのか?という疑問ですが、純利益との兼ね合いと内部留保を勘案するとのことで大幅増益となる今期の配当はまだ未定となっています。
前期の100円配当は利益を超える配当性向でしたが、利益倍増の今期は182円の一株益なので100円の配当自体は維持できると思います。
配当性向は業績が悪化したコロナ以降だと70%→140%へと利益より還元という方向となっており、成長を実現する業績からの株価上昇も株主還元と中経にあるので配当一辺倒ではないのかな?と思いました。
内部留保も考えての還元とありますが、270億円の時価総額に対して現金同等物が16億円しかないので配当性向を高めすぎるのは下方修正時に財務リスクが高いので動向に不安があります。
とはいえ、24年3月期も下方修正したとはいえ赤字ではなく、配当を減らしておけば良かったのですが、業績悪化の責任で経営体制を一体化したように経営者が重くみているので株主還元意識は相当高いようです。
182円で100円なら配当性向は50%超えとなりますが、過去の配当性向を見るとコロナ前が30%で、あんまり基準が分からないですし、増配を宣言していたりDOEを基準としていないので大幅増益は良し!、中経を考えたら増配はどうかな?という印象です。
仮に100円配当を据え置いたとしても高配当には変わりないので、今後の業績成長で増配があればOKと言える銘柄と言えそうです。