ジャパンフーズ、シーアールイー、グローブライド、システムリサーチへ新規投資
急落は買い。
ということで、ファンダメンタルズの悪化以外の下落は基本的に買い場だと思っています。
現在の相場下落は米国利下げ延期、中東情勢の双方が効いているように思われ、レバの効いている銘柄は売りが強いので先物主導で上げてきた日経平均は下落スピードが早く、中小型株はレバの効いた主導株の投げ売りで影響が大きいように見えます。
投げ売りが一部の箇所で発生すると、他の銘柄に波及するのはレバ相場では典型的で、レバの強制決済を他銘柄の売りで補う必要があったり、損失をバーターで埋めたりと調子の良い銘柄も悪い銘柄も関係なく売られます。
ジャパンフーズ
飲料の受託メーカーで受注拡大でファンダが良くなったばかりの企業
今期の業績拡大に増配で応えるのは本決算だろうと思われ、配当利回りが現在だと低いのがネックですが業績悪化時も配当維持していたので株主還元意欲はあるのかなと。
銘柄スカウター |
業績拡大でPERは過去5年で最低水準にあります。
株価は上昇していたのですが、最近の下落で再び過去最低水準となっており、最近の下落相場では下落幅は小さいですが買い場だと思っています。
今期は本決算のみですがEPSが182円で予想配当が27円であり、配当性向20%としても40円近くになるので多少は上がるはずです。
PBR0.79倍でもあるので、低い配当性向では資本が企業に残ることになるので株主還元政策に期待。
シーアールイー
物流施設の開発とREIT運営の企業で2024年問題にも絡む企業です。
PER10倍、配当利回り3.9%と高配当ですが利益は停滞している状態。
現在は金融コスト上昇や開発案件増加で谷の時期ですが、15案件が進行中で売却が今後順調に増加する予定です。
PERは過去5年で見れば低い水準ですが、2年だと平均より少し下くらいの位置。
配当利回りは過去最高水準ですが来期も続くのか?次第です。
物流施設の売却がメインなので業績は開発の進捗次第で、中東情勢でコストが増加したり、物流問題で資材が滞れば問題となる。
少なくとも27年完成までのプロジェクトは決算資料に出ており、毎年坪数が増加しているので利益は積み上がると期待できます。
グローブライド
ブランド力のある釣具メーカーはコロナ以降に業績急拡大し、増やした生産力で在庫が増えて減益するという製造業あるあるの谷に突っ込んでいます。
現在は好業績からの減益状態ですが、在庫の消化が進んでおり、ブランド力のある企業を安く買っておくのは戦略としては最強だと思っています。
業績悪化でPER的には安値圏ではないですが、過去の好業績で得た利益によりPBRが2年前の1.7倍から0.77倍まで低下しています。
配当も過去最高水準の3.6%と高配当に近い水準です。
PER8.4倍、PBR0.77倍、配当利回り3.6%で世界的に有名な釣具メーカーを買わないことはないでしょう。
システムリサーチ
トヨタグループ向けに強みのある独立系SI
製造業の投資意欲が旺盛で稼働率がほぼ100%状態で人員を増やせば利益が増える状態。
受注残もしっかりあり、単価引き上げも進んでいるので来期も増益見込み。
過去の水準で見ればニュートラルなPER水準ですが、業績拡大を見込むならPERはもっと下と見ています。
PER13.6倍、配当利回り2.7%で安定した業績のIT企業。
今回は金曜日の急落で新規投資した銘柄を書いていきました。
好業績でも売られているジャパンフーズ
今後の利益回復が期待されるが谷にいるシーアールイーとグローブライド
安定した業績のシステムリサーチなど、比較的割安な企業を増やしています。