今年初めての下落相場に動揺しない
以前書いていましたが半導体株は少し割高すぎたか、日経平均が崩れるのは半導体株が主導しています。
問題は半導体が崩れると関係のないスタンダード市場やグロース市場も大きく崩れる点です。
日本の中小型株であるグロース市場や旧マザーズは昨年10月の安値圏まで下がっており、日経平均株価がこれ以上崩れる前に崩れきっています。
中小型株市場は金曜日よりさらに崩れるとコロナショック以来の水準なので流石に割安だと思いますし、それを狙った木曜日の自律反発は力強かったので相場の下落が止まるなら回復は早いのかな?と思います。
利下げなし?中東情勢急速悪化?
ここ最近の下落は日本経済のマクロ環境の変化ではありません、例えば上方修正や最高益を出してきた企業でも上昇は続かず、一気に売られているのでファンダメンタルズは株価に反映されていない銘柄が一気に増えた印象。
下落要因の1つは米国利下げの延期で、今年0回の利下げ予想、あるいは次は利上げという可能性の浮上など金融環境が株式にそもそも逆風状態です。
相場反転には金利ピークや利下げ時期の明確化など利下げを市場が再認識する必要があり、現在は利下げが減ることや最悪は0回なことを恐れている状況で、本当に0回なら米株はまだまだ割高。
中東情勢悪化の連続
イランの報復、イスラエルの報復と情勢悪化が続いています。
中東情勢は日本への影響だとエネルギーコストの増加や調達懸念があり、影響を受ける企業が出るリスクはあります。
中東情勢悪化は原油高なのでインフレ懸念なら上の米国利下げの延期につながる可能性があるので、米国がイスラエルにそこまで肩入れしないのはエスカレートを止めたい思惑もあるでしょう。
米国金融政策が期待通りでないと株価は上げづらいですし、中東情勢悪化はリスクオフで利確要因なので買われづらい中で売り要因が強いので4月は割と悲惨です。
日経平均株価は1ヶ月で3474円下落で-9%とNISA以来では下落幅が大きい。
日経平均株価がここまで下落したのは昨年9月から10月の下落相場で、そのときは-9%と今回と同じくらい下落して反発しました。
グロース市場を見ていると昨年10月の安値圏と同じ水準なので、日経平均株価の下落幅と合わせて見ると十分に下げた?と思える水準です。
17日に買い増しと新規買いをしましたが、個人的には十分安値圏と思える銘柄は本日も買い増しと新規買いしており、今週は2日だけ買いで動きました。
相場中には決断できなかった買いは月曜日に入れようと思っています。
個人的に日経平均株価は3万5000円までは理由なく下落すると思うので、問題は巻き込まれている銘柄たちを何回に分けて買うかです。
今は証券口座内の待機資金を分けて使っていますが、なくなれば銀行口座から、最後は信用で買ってどうしようもない銘柄を売って、安く買えた銘柄を現引きしようかなと思っています。
今回の相場が証券口座内の資金を使い切る前に反発すればいいですが、米国金利も中東も関係ない銘柄は買うのが当然だと思えます。
できる限り低いバリュエーションで、決算や上方修正で個別要因を通過したばかりなら尚良し。