日本株の少し危険な兆候
メジャーSQ週らしく日経平均株価は高値から1000円ほど下落し、円高に進むという割と地獄な相場でした。メジャーSQ週は水曜上げやすく木曜下げやすいので今回は前例通りの動きでした。
今回記事のサムネは日本銀行の5年間の株価推移です。
日本銀行は投資価値があるかないかはさておき、日経平均株価が高値を取っているときは上がりがちでバリュエーションはないけど、日本銀行を買う輩が出るほどの株高水準として注目しています。
日本銀行の株価は過去1ヶ月で18%上昇しており日経平均株価より高い上昇を続けていました。金融緩和の出口が〜とかそういった材料ではないでしょう。事実、2021年はもっと噴き上がって暴落レベルの下落をしています。
本日は日本銀行が5.69%も下落しており、この動きが不気味に見えます。
メジャーSQ絡みの下落を体験して感じたのですが、株安だから円高に進んでいる説で、円高だから株安でなく外国人投資家の売りによる出口戦略での円買いがあるのかな?と疑問の日でした。円を借りて日本株に投資していたなら日本株を売る出口で最後に円が買い戻されるので株安が円高を呼ぶというポジションの解消=円高という可能性があります。
結局、円高で輸送機器セクターが売られるので円高で株安説は否定できないところがありますが…
上の日本銀行の株価に日経平均株価を並べたチャートです。
日経平均株価が高値へ駆け上ると若干遅れて日本銀行は上がりがちです。
日本銀行が日本株ETFを保有しているから資産的に妙味で上がる?日本銀行は株主還元できないので関係ないはずですが、日経平均株価が高値を更新した後に上がる傾向があります。
日本銀行が高値をつけて下落したときと日経平均株価のその後を見ると
高値の2021年3月→8月にかけ、日経平均株価は3万円から2万7000円まで10%下落
高値の2023年7月→11月にかけ、3万3000円から3万500円まで8%下落
今年に入ってから下落知らずだった日本銀行はそもそも売り手も買い手も少ないので、よほどのことがないと買われ続けないのですが、ここ数年と同じで日経平均株価が高値を取ってきた相場と同様に噴き上がって、ついに下落に転じたように見える。週足チャート的にはあと一発は噴き上がると期待したいです。
本日の5%安は過去3ヶ月で最大の下落で下落時は陰線をつけやすいので、ここから日経平均株価が軟調でレンジに入っても日本銀行が下がり続けるなら、経験則として日経平均が5%くらい下落する可能性を考えておきたい。理想は日本銀行も含めた反発で何でもあり相場の継続ですw
日本銀行の株価が下がるのが問題ではなく、投資対象として基本的に価値のない日本銀行まで大きく上昇する相場はやはり末期的に思えますね。最近は本来買う価値のないゴミ株まで上がっているので資金が行き先なく全てを循環しているよう。
日本銀行はミーム株