テクノプロが反落も全体はプラスで好調
テクノプロ・ホールディングスが2.5%安で上昇を戻すも、リートや半導体、不動産、銀行とアービトラージ的な保有株の増やし方で最悪利下げでも利上げでもどっちか上がるだろうの取引でほぼ全部上がる展開で助かっています。
持ち株で好調なのはフェローテックやミライトワン、グッドコムアセット、宮崎銀行、いよぎん、西部技研、かわでんと割りといい感じの上昇が各セクターであるので集中のない全体的な上昇。
ただ、テクノプロやジャパニアス、アクシスが下がっており全部が上昇とはならず。
3月の配当落ちは多くの銘柄に及ぶので3月末は取引する気がないですが、倉庫や物流、銀行などの配当落ち後に下落があるなら業界再編や低PBR改善などの期待で買っていきたい。
倉庫銘柄は物流業界の大きな動きで保管費や土地含み益など激変から動きがありそうで、住友倉庫、東陽倉庫東海運、横浜冷凍などを候補としています。
今の上昇に関しては日銀とFOMCへの警戒から開放されご祝儀的に上昇していると見ています。
日銀の結果は先に織り込まれていましたが、長期金利上昇となる利上げの話がすぐに出てきので銀行株は政策金利上昇がもっとも利益になるので株高、不動産は長期金利が1.5%を超えるなら不利なので売られると展開的には利上げを先に織り込みだした。
FOMCは短期的な利下げ回数に変化なし、将来の利下げ回数を減らすかも?とどっちでも良い結果です。長期の話は次やその次のFOMCで変化するため、短期の利下げ回数が減らなかったことが良い結果で、利下げ回数が減らない&中立金利は上がらないなら相場は一気に盛り上がるのは許容できます。
今年のビッグテーマは日銀利上げ回数とFRBの利下げ回数であり、その後に大統領選が見えてくる。金融政策が期待から外れすぎることはなく、利上げできることは好景気で買い、利下げされることは半導体等の需要を刺激する経済政策期待で買い。
基本的に何かに恐れて売られるなら、その後に何かに期待して買われるのでセクターをミスらなければ問題ない。
グッドコムアセットを急落で買っているが、ここ数日は急上昇しすぎている。
警戒相場で反発や上昇が抑えられていた銘柄は短期的に凄い動きをしているので警戒が必要だとは思っていますが、上がっていた銘柄が反落しているのでまだまだ健全ではあります。
不動産銘柄は金利増懸念と業績悪化懸念で売られていた銘柄が少しあるので、長期金利が1%超えにならないなら、金利で下落はファンダに合わないと思ったほうがいいでしょう。
リートや不動産銘柄は長期金利1%超えを織り込んだような下がり方だったので、政策金利はマイナスではない程度、長期金利はまだ緩和的。これは銀行株を買う政策金利期待と不動産の業績が悪化しない長期金利水準で問題はなかった。
唯一の懸念は円安の問題で、これに合わせて利上げする愚をやるなら長期金利にはいくらかの上昇圧力があり、日銀が段階的に緩和を減らすなら長期金利が上昇傾向になる可能性がある、本当にリートや不動産株が下落するのはこの局面で、利上げ継続には経済が強いのが前提です。
FRBの利下げは雇用統計など経済悪化にすぐ反応する形で、日銀が利上げしたのは表面的には賃上げなど好景気を前提としたもの、どちらも雇用の環境と賃金を重視しているので米国は景気悪化のときにすぐに利下げで対応できるバッファがある、日銀はさらに賃上げされるなら利上げして過熱を抑える側に回っている。
将来の経済成長を考えた時に潜在成長率で圧倒的に不利な日本は半導体や業界環境を変化させる国の緩和や投資がビッグテーマで経済成長を信じる前提の米株と国策に売りなしの日本株は続行。
日本の国策は2024年問題の業界再編と人手不足、半導体優遇から周辺分野まで広がる工場など設備投資、AI投資を優遇する賃上げや研究投資、無形資産への減税策、先端企業や新興など外資の誘致からデータセンターやクラウドは国内化などなど。
物流と建設業界、半導体や周辺分野、AIやDX関連は引き続き国策的要素があり、この周辺で成長する銘柄は短期で急上昇するものがまだまだ増えるでしょう。
ほぼ国策と言っていい低PBR改善も中小型株にはまだまだ開拓の余地があり、岸田首相が海外のファンドマネージャーを誘致するような発言があったので、国はアクティビスト的な企業に資本を吐き出せる方向の低PBR改善にも今のところ問題視していない。
想像の領域となるがデータセンターはAmazonの2兆円投資を筆頭に、日本政府は分散化で国内の様々な地域でデータセンターが増える政策を押しており、データセンターが増えるなら空調や電気設備など特需に期待できる、海外のデータセンター増加は半導体に恩恵だったが、国内で増えるなら建設から空調、電気設備、管理システムのSIなど国内で関わる企業が増えると思われるので上にあげたミライトワンやかわでんはこのストーリーの銘柄。
直近の下落相場のときにリートから建設、半導体、AIと下がっていたり低調だった銘柄を連日買っておいたので日銀発表後は資産の増え方が急ピッチ。
反落へ警戒するが売る必要はまだないのかなと思います。配当落ちの下落を買い増しのときとしたいですが、いまの楽観後はレンジ相場で安定することをお祈りし、次の本決算で保有銘柄が良い決算を出すことを祈っています。
2重の祈りが今のトップ戦略。