下げ相場でひっそりと利益拡大
相場が天井圏で先に降りていましたが、投資先の選別に成功して下落相場でなんとか利益を確保しています。
投資先を減らし、半導体やAIなどの高ベータを中心に利確して、全く異なる動きを期待できる割安やネットネット株に移したので相場が下がってもほぼ下がらないし、上がっても上がらない状態でした。
兼ねてから書いていたリート3銘柄が揃って反転し、まずはこれが最低限の利益を出しており、相場に逆行高しているので助かっています。
個別株ではパルグループが逆行高の主人公で、ミライトワンやセガが打診買いに成功して配当分下落しても含み損にならない安全域、決算後に下落してPFに入れていた地主が4%の利回りから買われているようで含み益が拡大と全体的にリスクが低い銘柄への投資で相場下落を吸収しました。
打診買い検討中のテクノプロ・ホールディングスは2800円の水準まで引っ張れそうなので、直近底値で跳ね返るかを検証しています。このまま3000円を回復していくなら一応はサポートライン手前での反発で好材料。決算も悪くないし過去PERからも割安。
あいホールディングスを業績拡大から購入しており、これはテクノプロと同じで、最近の底値である2200円で急反発したため、下値は限定されており固い。さらなる日本株の下落時には割ると思いますが、損切りラインが明確で上値2500円は軽く見えている。
円高メリットで入れていたJオイルミルズは株価1900円から2000円付近まで回復しており、PBR0.67倍なのでPBR改善と円高メリットで保有している。米国経済指標は良い悪い入り乱れており、目先は簡単に利下げできなそうで、日本の金融政策は円高を簡単に演出しないと思うので反落して1900円まで下がれば買い増ししたい。
グロース系だとアクシスは将来的に配当性向を引き上げる方針でPER12倍と割安、配当性向は19%予想で、ゆっくり上がり27年度には35%に引き上がるので増益と配当性向引き上げで将来期待ができる。1400円で買ったばかりに急上昇したので数日で15%のリターンですが、配当の話は将来なので利確枠
含み損が広がっている銘柄だとベイカレントがあり、3100円で購入して現在3000円割れ状態なので痛みのある銘柄。
ベイカレントの下落は同業の決算にミスが多いように見える原因がありそうで、M&A総研の急落も原因だろう。だが、個人的に致命的な決算ミスをしているコンサル関係はそこまでなく、戦力でない新卒を大量に入れてよく成長している方です。
2800円まで下落すれば損切りしようかな?と思っていますが、国内大手で2桁成長のコンサル企業がPER18倍割れは、業績未達からの来期減益以外では株価の水準がどこに収まるのか謎です。減益なら納得できる株価水準ですが、次の決算が増益なら流石に安い。
半導体銘柄はどうしたのか?ですが、下値を再検討した結果、あえて保有する水準ではなかったので売りました。すぐに買い戻したいのですが、海外半導体株上昇の期待がないと、業績面だと不安があるのでファンダメンタルズ的に買えないかな?という状態です。期待が乗るなら買えますが…
AI関連は強気なので残した1銘柄だけ保有しています。低ベータだったためかほとんど下落せず、高値から5%下げた程度で私は強気継続なので、中小型グロース株が十分に崩壊し終われば買い増ししていきます。
全体をまとめると、リートや下値が限定されている銘柄への投資で安定的な利益を下落相場で確保し、下がっていく半導体株は利確、ベイカレントやAI関連のグロースで若干の下落を受けていますが売る気はなく、個人はだいぶやられているので中小型株の方はパニック売りさえ躱せば下値が想定できます。
日銀の動きがネックで、同時に米国の半導体株が弱くなったので日本株は高ベータや個人投資家が強気だったところが特に目立って弱いですが、全体で見れば下げは弱いです。
個人的に日銀の動きは相当気を遣っているように見え、一時的に相場に影響はあっても、クラッシュしたり下げトレンドになることはないと想定しているので、ここで下がる割安グロースは買っていきたい。