押し目買いするなら半導体やAI、銀行株
Nvidia平均株価はNvidiaの上昇ストップと日銀のメジャーSQ週大攻撃で崩壊しました。
米国の経済指標待ちですし、日銀の金融政策待ちなので多くの銘柄が下げていても動くに動けない人が多いでしょう。既に金曜日で降りている投資家はセーフティで静観しているはずです。
米国CPIに問題はないと思いますし、日銀も狂った政策はしないと思います、マイナス金利解除とYCC撤廃を同時にやってくると一時的に日本国債が麻痺すると思うのでYCC撤廃だけでも慎重にやってくると予想しています。というか、ここまで動くのを引っ張ってきて条件が整ったから全部同時に動かすということを学者の植田総裁がするとは思えないので冷静に見ています。
押し目買いするなら?
今回のメジャーSQ後の急落を上昇相場の調整と見るのならAIや半導体株は押し目買いのチャンスです。日銀利上げ程度で急成長業界の評価は変わらないでしょう。
あるいは日銀の政策を重く受け止めているなら、なぜか一緒に下落した銀行株はマイナス金利解除とイールドカーブのある世界で金貸しというシンプル業務に戻れるのでバフェットが好きなタイプの銀行スタイルが日本に帰ってくるので銀行株は押し目買いでしょう。
連れ安している銘柄で最近の上げ相場に乗っていなかったのなら、その銘柄は最悪そのもので、これを押し目買いするのは安易なナンピン買いと同じでしょう。評価の軸が必要です。
押し目買いするなら日経平均株価が反発する前提で、それを引っ張ることのできる半導体株、連れ高できるAI株、日銀の政策が最大の材料となる銀行株。この3つは期待が叶う限りはもっとも利益が早く実現するでしょう。
それ以外のセクターに押し目買いのチャンスがあるかは不明で、円高メリット関連が短期的に買われていますが日銀の政策が微妙かつ米経済指標が良ければ再び円安に戻るので微妙。
割安株、低PBR銘柄は多くが1倍に達したので微妙、残されたのは低PBRでPERが微妙な不安定株
成長株は日本が利上げ、米国が利下げ後退と苦しいので微妙
製造業は日銀政策と米経済次第で円高に振れるので微妙
為替や経済、金融政策が不透明でロングできる対象はかなり限定されていると思います。