高配当かつEV電池工場向けにニッチ技術を持つ西部技研
半導体やEV関連、高配当、バリューと私の投資条件に合致する企業があったので早速投資しまして、最初の決算を迎えた西部技研
配当利回りが正確に表示されるのがマネックス証券の銘柄スカウターのみで、私が使っている楽天証券やSBI証券だと配当利回りが0.02%になっています。
銘柄スカウターで表示されている配当利回りは4.7%なので、この情報の表示次第で印象がだいぶ違う銘柄。
西部技研とは
造船所向け除湿機や全固体用ドライルームなどニッチな領域も手掛ける空調機械関連の企業で、現在はEV向けの電池製造に使うデシカント除湿機が伸びています。
EV投資が減速している中国やヨーロッパは苦戦していますが、日本や米国で絶好調でテスラやトヨタがEVの新モデルを生産していく過程では受注増加の期待ができ、テスラの新モデルや工場投資は加速しているのでここの需要が大きい。
また、EVが一部で低迷している情報もありますが、受注高と受注残が共に増加の一途なので業績悪化懸念は受注傾向からはない。
決算説明資料 |
重要なのは株主還元の情報で西部技研は40%の配当性向と26年度までに自社株買いも計画しているので、これ以上株価が下落するなら配当利回りも高いし、さらには自社株買いするよと発表しているのでPER8倍、配当利回り4.7%からさらに下落することは考えづらい。
営業キャッシュフローの150億円というのは3年間の合計の話と思われますが、それを除いても現金同等物が110億円あるので時価総額300億円にしては十分にリッチ企業。
懸念点はトランプ政権の復活による米国のEV投資拡大の背景にあるインフラ投資の方向転換であり、やっぱり全世界ハイブリッド車計画がない限りは比較的安定していくと思われます。
半導体向けもセグメントにはありますが、これからシェア拡大していく予定とのことなので投資CFから半導体向けの投資が含まれているのでしょう。