日産は予想EPSと株主還元で配当利回りが5%超えありえる
2024年2月24日
2024年2月24日
日産はゴーン、ルノーとのゴタゴタがありすぎて利益が回復しても株価が回復しない銘柄です。
昨年はルノーとの支配関係に終止符をうち、販売台数もしっかり伸びて利益が回復途上であり、EPSは100円予想で過去最高益にはほど遠いですが売上は最高となり順調に株価が戻していくはず?
日産の現在のPBRは0.38倍で配当利回りが2.6%とテレビ局のようなバリュー株です。
CFOがインタビューで配当性向の倍増を目標としている発言がありますが、今期予想である100円のEPS並みであれば配当金は30円となるので600円に回復しても5%の配当利回り。
QonQで若干の減速が見られるので決算後に急落していますが、PBRが低すぎるので配当性向が低くても多少の配当利回りがあるため下落が続きそうな感じはしないです。
日産の懸念事項は三菱自動車が撤退したように中国市場の変化と今年の大統領選挙でトランプが勝ってしまった場合にEV推進が止まるので好調な北米セクターにも不確実性がある点でしょう。欧州は法改正、リセッションとインフレ等で自分たちの進んできた道も未来も戸惑いだしたので安心だ!と言える地域がないのがネックです。
今期のEPS100円は進捗からは達成できると思いますが、来期も増益できるかは疑問点があり、仮に配当性向が30%に引き上がるとして、先に本決算のあるトヨタがどう開示してくるかでベースが決められそうです。
来期に若干の不安こそあれ配当性向が引き上げなら増配は確実で、PBRが0.38倍という三菱自動車の半分しかない自動車セクターぶっちぎりの低PBRでもある日産
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