地主は株主還元を配当一本化して上昇トレンド継続するか?
直近の本決算で配当額を55円→80円と大幅増配、それと同時に株主優待を止めた地主
配当性向は28%と増配余地を残しながらも利益成長での増配を最優先とする方針で、現在の株価での配当利回りは3.89%と文句のない水準。
コロナショック後の年度では毎回当期利益の小幅上方修正をしており、途中でしっかりと利益の安定感を出しながら、本決算でしっかりと増益を目指す。
今期は74%増収の6.2%増益と増収幅が大きく利益の伸びは少ない年度となっています。
インフレ対策あるいは脱デフレでは土地ビジネスは再び息を吹き返していると思いますし、人口密集地を歩けば分かりますが、使える土地が少ないので土地特化ビジネスで都市圏にネットワークを持つ地主は安定的。金利上昇や災害リスクも相対強いので面白いヘッジ投資先として検討しています。
ファンダメンタルズはさておき、現在の株価推移を見てみます。
上昇トレンドの渦中にあり、直近で上昇トレンドのサポートラインを割り込んだ局面は決算後の動きで想定内というか決算クレイジー値動きはよくあるので、トレンドを意識した株価の修正があるのか、下落トレンドに向かうのかを検討したい。
反発ポイントとしては2120円あたりにレンジのサポートラインがあり、意識される上値の抵抗水準は2375円
2200円の水準にサポートラインのブルバックがあるので最近の底値から回復したものの、もとの横ばいの水準まで戻す前に売られる意識ポイントもありそう。
金曜日は2200円のポイントで2回跳ね返されたのでスルッと突破してほしいところです。
直近安値の2100円ラインは配当利回りが4%の水準でもあるので利回りを意識した買いも期待できるので、これを割るのは業績悪化などαの要因が想定でき、直近のリート下落はその点で不気味。
個人的には2100円あたりまで落ちてきたら買いで、1950円を割ったら損切りのポジションなら被弾は少なく、2250円まで上がれば上値を意識して買いたい。
インフレには土地!