急落が止まった日本ホスピス
予想外の4Q減益と四季報予想を大幅に下回る今期の業績予想とSNSでの買い煽りなど決算前に思惑が動きすぎた日本ホスピスは実力以上に売られすぎ水準に達しています。
現在は過去最低PER圏で業績成長している銘柄とは思えない評価をされており、今期は減益になることが確定している銘柄の下げ方でした。
PERは20倍を下回っており同業で同じ成長率であれば+50%以上の上昇余地がありますが、いまは水準見極めの段階でしょう。
日本ホスピスの1年間のチャートを見ると8ヶ月続いた下落トレンドが終わり、決算に向けた上昇トレンドを形成していたので上に書いたように思惑が多かったのでしょう。
直近安値の水準だと1900円に下げ止まるレジスタンスがあり、金曜終値の1976円はほぼレジスタンス線に従った直近下値への回帰で安値を短期でもっと切り下げる動きはないように見えます。
売られすぎた銘柄がスルスル戻ることは往々にしてありますが、ブルバックラインとしては2400円は意識されそうですが、下落に捕まっていた投資家が多そうなので戻り売りで上昇への抵抗が多そうですが、1Qで今期業績への達成感が示されればファンダへの回帰で高値へ戻る可能性がありそうです。
移動平均線から見ると下落中は25日移動平均線まで株価回復すると売り戻され、上昇トレンド転換した最近だと50日移動平均線を下値に買われていました。
短期的にボラタイルな展開になりそうですが、直近で1900円のサポートラインで下げ止まっているので上値回帰だけで十分なリターンの期待ができます。
今期は31%増収の29%増益でPER18倍なので業績への期待はほぼないと見ていいので、ファンダメンタルズ的には期待が十分にあり、PER的には不合理に安い状態。
ファンダ的には過去最低評価、チャート的にはサポートラインで反発しており急落ですが奈落ではない。