決算が無事に爆死したエムスリーへの投資検討
3Qに向けた株価反発を狙っていたエムスリーですが思ったより株価は上がらないし、3Qは決算跨ぎするには不利すぎるので資金待機していましたが12%安と急落しました。
決算内容はコロナ関連の特需が剥がれたけど、それ以外は2桁成長しているから本業は絶好調だよ!というもので本決算に期待するのがいいでしょう。
まずエムスリーは今期は2500億円の売上となる見込みですが、この売上クラスで10%以上の成長を来期は見込めるのでPER30倍未満は明らかに安く、利下げからもしQE転換するなら大型グロースは再びPERが50倍〜100倍みたいな大相場を形成する可能性があるのでコロナ特需からリセッション懸念の間という時期はある程度無視していいと思っています。
エムスリーの近況はベネワンの買収で第一生命と戦っていますが、この買収劇が2月中旬まで伸びる予定なので来期から貢献という期待は薄いです。
それ以外では海外でもシェアの高い事業など、M&A巧者で積極的な買収をしているのでベネワンにこだわらずとも成長期待はできます。
米国事業の改善が進んでいるので来期は利益増加も見込めそうですし、今期のコロナ特需が剥げた中での2桁成長が来期も続くなら来期成長で増収増益を見込むと27倍程度のPERは大型グロースには安すぎる状態と考えていいです。
一時の成長鈍化した2019年度でさえPER50倍超えだったので、成長性が復活すれば30倍程度のPERは激安であり、世界的なリセッションがなく利下げが今年始まるなら安いバリエーションの企業だと投資検討しています。
また、半導体相場が終わった後に大型グロースが上がるとすると、海外勢が投資するのに1兆円超えクラスはちょうどいいので日本株への海外勢流入継続前提ならいけそうだと思います。
半導体株も同じですが業績停滞からの脱却で一発で株価倍増するので3Qの悲観はチャンスかなと捉えています。