日経平均株価の動きは90%くらい海外次第
日経平均株価はバブル期につけた高値を更新する勢いとなっていて、もし今回の相場で超えなかったとしても海外のAIや半導体業界の成長が継続すればEPSは改善するので、いまはモメンタム的上昇ですが、PERでも平均的な水準の中でバブル期超えは実現すると思います。
過度な円高や半導体リセッションがない限りは来年はPER的にも普通に日経平均株価は4万円を超えていれるポテンシャルがあります。
でも、一番良いのは平均で低めのPER13倍で3万8000円という底値がバブル期水準というところまで利益が乗っかればいいので、キーエンスや信越、ファナックとかの半導体本命ではないところも業績上昇で一部に偏る今の日経平均株価ではない安定感のある状態になることを期待したいです。
いまの日経平均株価は99%くらい海外主導
最近の上昇を牽引しているソフトバンクグループは株式をほぼ持っているアームというAIやスマホ関連の半導体企業が株高になったため上昇しており、ソフトバンクグループの評価額がまともであれば、アームが下落しない限りは上昇して差を埋めていくのでアームという海外株次第の値動きです。
東京エレクトロンは海外の半導体投資の上下から影響を受けるので、NvidiaやOpenAIがAI半導体で投資拡大するなら期待が持てるので、海外のAIやクラウドなどのソフトの部分に投資が活況であれば値は上がっていきます。
それ以外の半導体関連もそうですが、アメリカのソフトウェア産業が発展する限りは日本の半導体や電子部品のハードの部分を担っている企業は恩恵から成長するのでここも海外次第。ただ、アメリカソフトウェア成長→国内設備投資があれば還元されるので、プラスの効果は多少は日本にもあります。
ユニクロで知られるファーストリテイリングは日経平均株価の親玉kとボスことラスボスですが、主に海外のユニクロが高成長しており売上が3兆円に達しています。
ユニクロは海外が成長ドライバーなので国内で良い製品を生み出して海外で売るモデルで利益を上げ、国内でも海外コラボモデルを売れば利益が出るので無限成長サイクル状態です。
海外出店をさらに加速しているので日本の売上比率はどんどん減っていくでしょう。
最後に日本内需のおかげ!という銘柄を上げておくとKDDIです。
最近、ローソン買収で話題となっていますが携帯の利用者は国内ですし、ローソンも内需関連なのでKDDIは日本経済の影響を受ける銘柄なのですが・・・
KDDIが行う携帯事業はインフラで景気の波みはそう受けないです、あっても低価格契約に変更するくらいですが、不景気だから携帯解約したは!は基本ないです。
コンビニも同様にインフラ的側面が強く生活に根ざしているので、急激に変動する業界ではないので技術の進歩で効率が上がるなら利益面では海外のソフトウェア産業の成長から恩恵を受ける側まであるので、コンビニなら無人化、携帯なら良いスマホがでるか、良いサービスや低コストできる技術が増えるかという点で、6Gへ向かうことを考えるとインフラとしての携帯会社の重要性は増すため内需というよりチートみたいな存在です。
色々と書いていきましたが、日経平均株価は上に書いたように海外企業の株高から影響を受けまくるソフトバンクグループ、海外が成長ドライバーのファーストリテイリング、アメリカのソフトウェア産業(GAFAM)の成長で自動的に成長する半導体株関連。
この上の銘柄たちで40%くらいは寄与度を占めているので、日経平均株価の一部さえ上がれば、他の全部が動かなくても大丈夫です。
金曜日はバブル高値に迫ってから半導体株の下落で上昇幅を一瞬で消しましたが、半導体株と≒ソフトバンクグループが上がらないと厳しいのが現状。