大反発中の東証グロース250の構成銘柄で年初から弱い銘柄 6選
コロナショック後の中小型バブルと異なり、今回はとにかく優良株やAI、半導体株に群がっているので個人程度の資金で動かない優良株と半導体株に資金がいけば個人で動いているなーはAIの中小型株や急に動く無名の中小型株くらいでクラスターを誘導している人はちゅうちゅうゼリー状態でしょう。
最近の東証グロース250から恩恵を受けていない上位構成銘柄
構成最上位のビジョナルは日経平均株価で言えば半導体銘柄に該当するくらい市場を動かすパワーがありますが、年初で2%の上昇に留まり直近1ヶ月で見ると6%安でどちらかと言えば上昇を留めているサイドの銘柄。
ビジョナルはビズリーチで知られる人材銘柄ですが、最近は決算後に売られるとかでもなくじわじわ下がり続けており、国内の人材市場が新規採用減やコロナの転職や副業ブームも去り、AIで本業頑張ろうムーブになっているのかビジョナルは成長性が落ちている。
こちらも構成上位であるフリーは株価の下落トレンドが長く続き、SaaSバブルが生んだモンスターですが、赤字縮小や売上成長性の高さから流石に下げ止まった感があります。
下げ止まった感があるだけで、年初から8%下がっており、1か月前から2%下がっているのでここ数日で反転かな?と思える程度で、1ヶ月間下値を切り上げていけばトレンド転換か判断できます。いまはグロース株の反発を受けている状態。
Vtuber事務所であるカバーは業績上方修正するも足りないことで売られている不憫な銘柄であり、年初から9%、1ヶ月だと12%下がっており最近はレンジっぽい動き。
実際の人間や映像をAIで再現やカスタマイズしてしまおう!という動きが影響を与える市場はあると思いますが、VtuberはAI技術を使い、メタバースへ進出すれば大儲けできる側でそもそも実際の人物でない物が映像として出ているのでAIは追い風にできるはず。競争激化がありそうですがニッチすぎるし、少し問題も多い業界なのでカバーとエニカラーは短期的に下げていますが本質的な問題が起きていると思えないし、ここから生まれる人や思春期を過ごす人はほぼオタクなのでVtuberは通り道から社会人後にVtuber漬けになるだろうから成長はここから、オタクは全世界にいますし。
通信インフラの革命児ことJTOWERは過去に5Gで噴き上がった企業です。
最近はNTTから鉄塔を買い取り通信インフラの拡大をしており、6GやNTTのIOWNなど将来の材料は大いに期待できるでしょう。年初来から6%安、1ヶ月だと1%高と落ち着いたかな?という印象。
通信インフラを一本化しシェアリングしてしまおうという最強の考え方をしており、NTTやソフトバンク、KDDIを顧客としている通信インフラの進化=JTOWERな状態。
現在の配当や株主還元、健全財務が良し!!!とは真逆な企業なので市場が成長を求めたときに上がるような企業。
人手不足すぎて人手不足な建築と医療関連の人材サービスを展開するトライト
上場して日が浅い人材サービス会社のトライトは人手不足な医療と建設関連で最近の美味しいところをしっかりと成長につなげています。
年初来から+8%、1ヶ月だと+11%と評価がされだした感じ、IPO初動から投資する投資家以外はそこまで入っている印象がなく、最近の本決算で注目度が上がったかな?という印象。
貸会議室最大手のTKPはコロナを脱して再成長!と評価されていましたが、下落トレンドが続く。
年初から7%、1ヶ月だと2%とじわじわ株価回復中
株価下落が続きますが業績には問題なく、外部環境の悪化がありそうで米国商業不動産市況悪化やWeWork破綻などからマイナスイメージが強い。
貸会議室と見るとマイナスですが、最近だと講習や研修、懇親会などのイベント利用が回復しており、アパホテルのフランチャイズなど利用用途はオフィス需要というよりはイベントや宿泊など違う評価をされるべき。
自己資本比率52%でPER10倍はコロナを脱した企業としては攻めを継続できる健全性があります。配当がない点が現在だと致命的でしょうが、上昇トレンドになれば止まる理由がしばらくない割安さ。
AIが不動産空間まで1秒で生み出すならTKPは不要でしょうが、リアル空間は使える場所が案外ない問題で全国にネットワークを持つTKPは大企業が全国で会場手配しようとすると一強状態。
今期で経常利益の黒字化を問題なく達成できる見込みで、来期は利益が増えていく予想なのでPER10倍は不透明なリスクを織り込みすぎている。
今回は上昇を継続している東証グロース250内で時価総額500億円以上の中型株寄りの規模感がある銘柄かつ上昇が弱いor下落している銘柄を取り上げました。
一部の銘柄に関しては上昇トレンドになった場合の高値余地はあるなと思いましたし、300億円まで規模を下げれば成長性と評価が一致していない銘柄は多く見つかるでしょう。