今の株式市場はよく分からない
今年は昨年の3倍読書しよう!と元旦から本に15万円くらい使っています。自分をもう一人か可能なら3倍欲しい。
さて、世界株だけを見れば年初から横ばいあるいは下落という流れだと思います。
米株はほぼ横ばい、中国株はエンドレス下落。
逆張り投資家なら日本株のショートよりも中国株の反転へのロングの方が実現した場合のリターンはかなり高いと思います。中国株は安すぎる…昨年の時点で。
他方で私の投資対象のメインである日本株は大型株だけ見れば世界でも有数のリターンとなっており、年初から6.5%のリターンとなっていてナスダック100の約4倍のリターンです。
ただ、日本株は大型と中小型あるいはバリューとグロースで真っ二つになっており、米国はグロースのナスダック優位ですが、日本では大型バリュー寄りの方が優位な展開で日本の中小型株がメインの東証グロース指数は年初でマイナスになっています。
この流れで分かるのは外国の投資家が日経平均株価を買っているらしい以外の日本株への大金の流れはないと思っていて、新NISA程度で900兆円ある日本株市場を5%も上昇させることはできないでしょう。日本個人を合わせても1年で50兆円も追加する力もないと思います。
現在の株式市場は加熱か?
世界株に関しては年初で対して動いていないので、米国株に限ればリセッション回避とEPS上昇、利下げがあれば現在の株高を肯定はできるはずです。楽観的という意見が米国内の投資家から上がっているのその通りで、一部の連銀総裁が利下げを遠ざけているのも理解はできます。
中国株に関しては不動産市場が再上昇に向かわないと厳しいと思っていて、不動産で膨らんできた中国GDPに対して現状の改善ができないと経済全体にとっては良くない。
グロースしていたセクターに国家体制が大きな規制に動くで不動産関連を避けても一夜でひっくり返るのを見てきた海外投資家は買いづらい。
指数に関しては世界の中でも目立った安さではあり、経済が持ち直して成長するなら倍に戻っても不思議ではない。ただ政治リスクの高さを思い知ったので個別株とかセクター絞るのは危険すぎる。
欧州株はもっとも難しい場所で、経済成長は極めて控えめでインフレやリセッションのリスクが米国より高い。割安であることだけが唯一のポイントですが成長性のある企業は半導体や製薬など一部に限られており指数として見ると魅力は薄い。また、ロシアに近いことがリスクとして認識できたので欧州は地理的に難民や戦争など近すぎる。ドイツはそれで儲かるかもしれないが…
最後に日本株ですが、日経平均株価のPERは過去から見ると割高感がある。
限界感はないが上昇にはEPS改善が約束されている必要があり、指数を牽引できる半導体関連が2桁の増益をしていけば上昇に肯定できる。
日経平均株価EPSが10%上昇すればPER的に4万まで上昇しても不思議ではない。
逆に言えばPER的にやや割高なのでEPS改善しても株安で3万円まで下がる可能性も無視できない。
日本株で気になるのは誰も中小型株を買っていない?という疑問で、米国のラッセル2000が年初で下げ続けているので日本の中小型も連動しているのかな?という一部だけ悪い状況が連動しているのを止めてほしいw
日本株高であるが、中小型株だけ世界並みの弱さなので日本株内で明暗が分かれすぎているので日本株は世界でもカオスで難しい投資先になっている感がある。
日本の投資家が簡単に投資できる対象地域を検討してみたが、個人的には米国株の動きがもっとも楽だと思います。
中国株は政府が何度も絡まないといけない内は回復の兆しすらないのかな?という感じ。自律的に反発していけば底入れかなと思える。
私の主力である日本株は動きが全く予想できないので、まだ上がっても不思議ではないので降りはしないですが上昇が一部に寄っているので全面高ではない現在から、下落に転じて全面安になるとヤバい持ち株があるw
勝負したい指数は存在せず、勝負できる個別株は既にいい感じにトレンドが動いているので新規の投資先が基本的にない。これは多くの個人投資家が感じているのかな?と思うので銘柄の動きが全体的に荒く、その材料でそんなに動く?が多い時は投資先がないのでしょうと思っちゃいますね。