今年強化したい投資としての読書
読書は頭が良くなる、収入が高くなるという結果と相関性が強い行為ですが、基本的に成功者はなぜだか幼少期から本を読んでいたというのは間違いなく、私が尊敬するウォーレン・バフェットやイーロン・マスクは幼少期の頃に私のトータル読書数より多く読んでいるのは間違いないでしょうw
私は投資が収入源として多いので投資カテゴリーの本をよく読みます。古典をざっとは目を通していますし、新刊でも入口本や初心者向けを除けば、結構買って読んでいます。
もし営業の方なら営業で結果を出した人の本をベストセラーからざっと買って、共通点だけでも覚えておいて、もっとも自分に向いている方法を行動に移すのがいいでしょうし、それぞれの分野で書籍は発刊されており業界ごとに伝説本があるので、多少プレミアがついていても業界に居続けるなら業界伝説本は読んでおいたほうがいいでしょう。
で、私は日本人の平均よりは毎年読んではいるのですが2023年だと電子が45冊、紙で32冊と1年間で100冊は読むよね?のエリート読書家からすれば結構な未達となりました。
業績未達は企業なら株価急落なので企業なら達すべき水準を守れなかったわけです、期待値で言えば上振れる必要さえあるので、年に120冊くらい読めたら暴落はしないでしょうw
読書は自己改革が伴わないと難しい
自分を変えるという事を新年は特に考えると思います。
自分を変えるのは大きく分ければ①環境②人間関係③時間配分などと①と②は外部環境を変えて無理やり変える方法、あるいは時間配分であれば結果的に環境になるかもしれませんが、自分がやっていることの時間配分を変えて、長期的に必要なことを人生に組み込んだりです。
例えば英語の勉強は環境を変えて英語漬けにしても数ヶ月はかかるでしょうし、環境を変えずに学んでいくには長期的な時間配分で確実に上げていくしかないですし、私のいる投資分野であれば常に変わるマーケット環境の中で仮説と結果と状況把握などの時間をある程度は作っておく必要があり、ほったらかしや頑張らないというのは結果として自分が実現できた最高からは遠ざかっていくでしょう。
私も何度も経験がありますが、今年は自分を変えよう!という決意そのものはほとんど無価値で、2時間後には普段の自分wになっています。
自分を変えるには興味をもって実行していくしかなく、安易ですが行動が伴う必要があります。
読書はそういった変化のためのきっかけづくりとなり、マインドを変えてくれる方法であり、どんな本を読んでも穿った見方でこれができたのは著者だけでしょ?結局は運でしょ?みたいに否定していては読書する意味がなくなります。
本1冊から自分の人生を1%変えるほどの価値に出会えれば十分だと思っていて本は1冊高くて5000円くらいなので、それで長すぎて退屈な人生が1%変わるならとてつもなく割安です。激安株です、利益確定です。
投資は読書で上達した!人生もいけるか?
私の投資パフォーマンスは投資に関する読書をするほど向上してきました。
昔はほったらかし投資とか、必ず勝てるみたいなハウツーが多かったですが、もっと効率的に投資しないといけないと思い、投資の世界は重要な勝負時があって投資しても意味のない期間があることに気づいたので投資のマインドや成功した投資家がどういった判断をしたかなどの再現性よりもマインド部分を重視して本を選ぶようになりました。
結果、意味のない危ないタイミングは現金を高めて、チャンスが広がるほどに資金をどんどん投入して過去の株式100%のときのリターンを株式65%で上回れるくらいに効率性が向上したのが2023年だったので、さらに投資関連は強めたいです。
そして、人生に関しても向上させたいなと思っていて、お金自体は私の人生の価値に大きな要因となりそうにないので、何をもって人生を向上させるかの新たなベクトルが欲しいなと思っていて、そんな示唆に富む本がないかな?と探しています。
今はどんな本でも発売しているので、自分に都合の良い本が大量にありますが、思ってもみないところから出会う、例えば違う意味で読んでいた本から人生が変わるような衝撃があればいいなと高望みしています。
投資、広げればカテゴリーは大海
投資家なので読んでいるカテゴリーの話も書いておこうと思います。
私はNISA関連など分かりやすい投資本は今更読もうと思いません。
しかし、投資は長く生き残るためには歴史や哲学、相場でいえば心理学などの知識もある方が有利で、相場が恐怖に染まっているときに冷静に有利な投資をするには心理学やマインド的な優位が必要であり、歴史は行き過ぎた銘柄を見たときに崩壊はどこか?あるいは相場崩壊が起きたときに崩壊がどうすれば止まるか?
金利やリセッションなど外部環境として相場を襲ってくる存在も歴史が鍵となります。
日本のバブル崩壊の再考の本や、リーマンショック関連の本は示唆に富むものがあって、面白い点として同時期の危機を煽る系本では資本主義が死んだと毎回言われているので、コロナショックのときにも行き過ぎた資本主義とか資本主義が限界にきているとか本が出ましたが「歴史が繰り返す」ということも書籍から学べますw
今の世界には投資対象が無数にあるので、例えばビットコインなどの暗号資産を扱うならテクノロジーやAI関連の勉強をしておけば参考になるでしょう。
コモディティ=資源を対象とするなら、海運も含めて需要トレンドや生産国の動きなど株式投資と全く違う分野の本があります。
自動車株ならEVや自動運転など…
自分が投資する対象の書籍は読むと参考になります。
本は発売まで時間がかかるので最新技術の関連本だとしても過去のものという声がありますが、マイクロソフトがOpenAIに触れていた本が発売されたのがコロナ前なので最先端が社会に結果を出すまでは時間がかかるので業界最先端を知る=投資の結果に繋がるかは疑問です。
投資家は社会にインパクトを、大衆が認知するほどに拡大したものから利益を得られるので、最新=株価の最高値ではないことには留意が必要で知っていることが活きるのに時間がかかることは覚えておくべきなのと、思ったより社会に最新や最先端が広まるのが遅いことを読書から学べますw
優良本に出会うしかない、なら読むしかない
読書というのは残酷なもので、基本的には冊数を読んでいる人の方が知識量で圧倒しますし、知識を活かせる知恵者なら指数関数的に差がついていくので、年間に読む冊数と習慣の差で2年あれば異次元の差がつくことになります。
その中でたまに自分の人生を1%でも変えてくれる優良本に出会います。
体感ですが100冊読んで1冊もないときもありますし、読んだ本でも時期が違うだけで実は自分の優良本になる可能性を秘めています。
自分の読書レベルが正確に分かれば楽なのですが、まだ読むレベルでもないのに高度な本や優良本に出会ったとしても残念ながらその知識は仲間になってくれませんw
人から勧められた本が役に立たなかったりするのは、レベルが違う、状況が違う、求めている物が違うなど多岐にわたるでしょうが、自分に必要な本を探し、見つけるには習慣として本を読むしかなく、そうしていると冊数は必然的に増えていくでしょう。
今の世の中は書籍の要約動画やファスト教養といえる、大事な箇所だけを抽出したテスト合格のための「ここ覚えておけよ!」の押し付けが多いです。
例えば要約動画はその人にとっての要約であり、その人の目線を通した重要な点の二次情報であり、もしそれだけで満足していたら、実際はもっと自分の役に立った情報を見落とす可能性があるので要約で気になったなら読んだ気にならずに読むしかない…
結論は本を読むしかない、そして活かせる内容に奇跡的に出会ったら実行して試すしかない。