NISA口座で買ってみたい銘柄タイプ
2024年から新NISAが始まるので投資を始めてみようと思う人は一定数いると思います。
NISAは利益に対して課税されない特権的なものですが、逆に言えば損失を利益と相殺できないので最低限損失がでない銘柄を買わないといけないので損失だけは避ける必要があります。
配当が出る銘柄なら配当と利益のWで非課税で利益が取れるので、増益が確定の銘柄がNISA口座では買うべきだと思います。増益で株価上昇かつ増益→増配で増えた配当も非課税が理想でしょう。
2024年に増益する群でかつ2023年に対して上昇していない、円高やエネルギー安がメリットになる銘柄タイプとしては鉄道株が割りとチャンスかなと思っています。
鉄道株の利益がコロナ前に戻るのは2025年?
コロナで鉄道株は営業利益や最終益がコロナ前に戻っていない銘柄が多数あり、2024年期で概ね回復して、来期にコロナ前に近づく予想の銘柄が多数あります。
また、コロナで減配した鉄道株は配当がコロナ前に戻っていない銘柄が多く、利益回復で増配があり、+αで流れに乗って増配が大きくなるなら株価がコロナ前を上回る可能性すらあります。
鉄道株に代表される企業たちは不動産やライドシェアなど事業拡大や多角化はまだまだ可能で、九州など特定地域なら半導体や工場の活況化から物流面でも回復が期待でき、西日本鉄道なら国際物流など再び特需的な利益増加に期待もできる。
九州地域の鉄道株は反動で下落した西日本鉄道、多角化で回復が早く配当利回りも相対高い株価が回復水準の九州旅客鉄道など状況は様々です。
また、鉄道株全体で見れば円高メリット的側面があり、エネルギーコストは円高で低下しますし、インフラ投資が必要だとしても円高なら輸入コストが下がるのでコスト低下ができます。
2024年が政治リスクから米国利下げに思ったより動くなら当然円高なわけで、金利差に近い形で円高が進んでいくなら利下げ期待が増えるだけで円高に動くので円高メリット性のある銘柄は新NISAと相性が良いように思います。
増配の流れに乗って
鉄道株は回復途上なので増益で増配に期待ができますが、とはいえ増益幅は急回復からすれば小さくなります。
インラフという性質上、電力株同様に株主還元しすぎるのは難しそうなので全て入れる対象とは言えないでしょう。
一番良いのは2023年から続く株主還元強化の流れから、2桁増益かつ配当性向が30%近辺の銘柄で、増益かつ配当性向50%への上昇など合せ技があれば株価上昇と増配の両方で美味しい。
配当性向を引き上げできそうな企業としては増益が続いている企業がいいと思っていて、なおかつ増配が弱かったために株価が高値更新しきれていない銘柄群がいいと思っています。
最近だと投資先のジェイリースが配当性向を30%から40%に引き上げし、一気に20%株価が上昇している。
ジェイリースは来期予想も強いので配当性向引き上げが来期増配期待をより上げるので、ジェイリースタイプの株価上昇が狙える配当性向が高すぎない業績が強い銘柄は狙っています。
今の株価上昇のトレンドとしては配当利回りの上昇がそのまま株価に反映されるのが早いので、配当性向に引き上げ余地があるというのはそれだけで狙い目で、PBRが1倍割れなら手っ取り早い株価対策なのでアクティビスト含めて狙ってくるでしょう。
地銀やテレビ局などの何度もアクティビストを跳ね除けてきた銘柄タイプは簡単に変わらなそうなので業界自体に変革があるかも重要ですね。
とりあえず、2024年に動けるタイプの銘柄群はNISAで狙ってみたいので、株価の下落余地が小さな非課税を使って主に配当面でメリットが得られるタイプを狙っていきたい。
利下げを前提に、エムスリーなどの成長が継続しているのにコロナ前より安い大型グロースの戻りに賭けるのも面白いです。
小型グロースは暴れがちなのでNISAだと嫌で、主にファンドが買わないと動かせない大型グロースは上昇が続きやすいのでグロース×NISAなら大型を狙いたい。
鉄道株から1銘柄、増益増配期待から1銘柄、大型グロースから1銘柄なら3銘柄だけなので運用コストも小さいので軽めに動かせそうでミスったときに損失も少なそうです。