一緒に上昇してきた原油が少し下がったことで米金利上昇懸念が少し和らいで株高
本日は少し米株がリバっています。
毎日上がるのか?あーーーっだったのでじわリバりで終わってくれれば買っている日本株がいくつもあるので個人的に嬉しい。
私は米金利について見誤っていた
私は短期金利と比較して、将来のインフレ見通しや成長見通しに基づいて、10年間など長期金利なら3年先はインフレ率は絶対下がっているから4%を超えている現状はあり得ないと見ていました。
しかし、米債をロングしていなかったのは金利が高いと思っていても、特に長期債のロングをレバで勝負するなら利下げムードになってからでも間に合うと思っているからです。
インフレに遅れてFRBが利上げを連続したように、景気悪化に遅れて追いかけるように利下げすると思うので長期債はコントロールが難しいのは今回の相場で再認識させられましたが、政策金利が50bp利下げで下がってもすぐに織り込めないから債券ロングはもっと直前で勝負しようと思ってます。
で、上の画像についてですが
青色が米国10年金利で赤色が原油先物です。
どちらも方向感を正したもので変化率は異なりますが、トレンドの向きや多くの場合は増減が一致しています。
先程の画像は長期でしたが、今回の画像は5日間に絞ったものです。
赤色の原油は上げ止まった感じがあり、その後に長期金利も少し下落しています。
これは2つの指標が現在は似たように動いているからで、例えばリスクオフから金利低下なら株安も理解できますが、原油下落に合わせて金利が低下する何らかの思惑があるなら、これは株式にストレスのあるイベントではないので株が少し買い戻されているのかなと思います。
次は6月以降の原油先物と白がS&P500です。
株式と金利は通常は一定のラインまでは共に上がっていくので、今回の場合は原油もともに上昇しており株高原油高でした。
それが景気の強さをまさに表してしまったようで株高原油高タカ派を招き、長期金利4.3%から株は風邪を引くきました。
金利はタカ派の影響を追い風にしている感があり、原油の上昇は景気よりも産油国のせいが大きいです。環境的に一部のファンドが狙ってロング・ショートしているのでしょうか?
米債のレバレッジショートは警告されているし、米株のショートも増えていました。
最後に安心材料の一つ程度ですが、原油に反して弱かった景気の先行指標こと銅が上昇して持ち直しているので原油と金利が下がり、ドクターカッパーが上昇しているので米株が上がるのは頷けます。
PCEは予想どおりでソフトランディングへ向けた初動としては問題なしで、これから利上げ効果で緩やかに下るとFRBは思っているはずで投資家も株高な迎合したことになる。
失業保険も想定以下で景気悪化しておらずこれもOK
利上げが効いていないから自然利子率が上がったかも、来年は実質金利が上がると言われているので、予想どおりか少し景気が強いデータが出てくると株は買いやすい。
アメリカの成長性が強いから利下げが遠のいたと認識しているので、成長性の強さを示すデータが出れば、利上げだけど株高という狂気が続くのか?ハラハラですけどそれしかない。