下落したら拾いたいIoT、AI、ビッグデータ関連の研究開発型企業のオプティム
日本企業を見ていると、これ米国上々ならPSRは今より倍以上あるはずだよなという企業がよくあります。
オプティムは様々なDX支援サービスでシェアNo1を取っている企業で、大企業との関係も良い企業で、AI関連なのに盛り上がっていない銘柄です。
マネックス証券 |
オプティムの長期業績推移ですが、グロース株としては物足りないと感じる人もいるでしょうが、市場成長に合わせて伸びているのでブレがなく安定成長しています。
業績の見通しについては、遡れる2019年度から見ると下方修正や本決算時の未達がなく、確実に目標とした業績を達成してくる企業。
研究開発型企業と書きましたが、FCF自体は営業CFのマイナスや投資CFの大きさによってマイナスになることはありますが、最近だと売上の1割以上を研究開発などの投資に回しており、投資CFマイナスで営業CFがプラスな企業は米国株流で言えば成長の準備が整っています。
こういった企業をPERで判断するのはナンセンスの極みで、PSRの評価が妥当だと思います。
現在の売上予想が100億円に対して時価総額が485億円なので、PSRは5倍程度となっています。
個人的にはコロナ以降は売上成長速度が鈍化しているので、バリュエーション的には妥当なところかなと思いますので、下落したら確実に拾いたい銘柄で、PSR5倍以下は業界的には割安なので、ここより下がれば十分に魅力的です。
オプティム 決算説明資料 |
オプティムはモバイル利用のDXが主軸ですが、日本の旧来産業はこれから世代交代があったり、生産性革命のためにスマホを現場で使えるようになってきたレベルで、大手や若手なら対応できていますが、農業や建設への普及はこれからなので成長性に関しては普及していないのでこれからといった感じ。
モバイルマネジメントサービスのリーダー企業であり、日本の古い企業を見ていると、それもはやスマホのほうがスペックあるし楽じゃない?という作業を古いPCでやっていたり、古い機器でやっているのでそこが誰もが触れるデバイスでの業務利用となるとオプティムの出番です。
買収した企業でマーケティングDXまで範囲に収めたので、未だ使いづらいアプリの方が多い日系企業のアプリ提供までしていきます。
◯◯×DXで成長市場に対して、もともとのモバイル管理SaaSのノウハウで乗り込んでいって、自社とのシナジーを出しながら安定成長に期待できます。
市場がまだまだ未発掘で、成長途上なので主業を中心に研究開発費を使いながら特許などの無形資産を積み上げていくでしょう。