流石に安いテラスカイ
久々に個別株を分析していこうではありませんか。
今回は本決算で私が大儲けしたテラスカイで、今期は大幅増益の見込みでQ1の決算で株価が急落し、そこから下落トレンドになっています。
銘柄スカウター |
トップラインは綺麗に右肩上がりで、国内大手ベンダーになるために子会社を上場させ、同業のクラウドシステムインテグレーターと協力することでそれぞれの分野でクラウド事業を連携して行っているのが特徴で、テラスカイはクラウドがメインとなるなら筆頭的な存在です。
テラスカイの急落原因は利益の進捗率の低さでしょう。
ただ、私が知る限り、こういったIT企業は売上進捗を最重要視するため、売上進捗に問題がないのでQ2以降に取り返す見込みがあるかが重要です。
もし、売上進捗も前年より酷いのであれば、Q2前か決算タイミングで下方修正があるでしょう。
現在の株価はそれを織り込んでいる他ありません。
株価ですが、今年の最安値は1700円台であり、これは大幅増益の前の株価でした。
そこから3000円突破までいきましたが、現在は2000円程度の株価であり、ここから相場が崩れれば年初来安値間違いなしの水準にいますね。
決算説明資料は前期後期の1回ずつなので、Q1のはないので決算短信からになりますが、利益が低いのは
前期に行った大規模TVCMがQ1まで残り、利益圧迫。今後はないことから利益はQ2から
そのため、PERが過去2年なら最低水準、5年間の最低時は特別益があったので除外とすると、歴史的安値付近におり、下方修正がないのなら同業と比較しても明らかに魅力的なバリュエーション。
中期経営計画にあるように、24年と25年2月期は利益を取るフェーズであり、重要視しているのは最高益を出すことです。
なので、Q1の数字が弱かったのがインパクトなのでしょう。
ただ、資料に書いてあるように1億円のマス広告こなしのところがQ1でかなり効いているので、今後は利益フェーズ。
テラスカイは上場すぐのときに業績下方修正を出していますが、その後はコロナ禍でも業績の下方修正はしておらず、下方修正ラッシュだった2022年のIT人手不足賃上げ利益率低下状態でも逆に広告を増やして売上成長に繋げる戦略に成功しています。
子会社を上場させたり、コアを守りながら連合を拡大しているので、それによる見かけの売上成長低下がありますが、そんな戦略でも今年は26%の売上成長をするのでQ2に大幅増益となれば、否応なく買われる銘柄でしょう。
下方修正の可能性はある程度あるでしょうが、よほど経済状況が悪化しない限りはクラウド需要で成長は続くでしょうね。