ゴルディロックス相場が続く条件

2023年7月20日  2023年7月20日 

日本株なら日経平均株価、米国株ならナスダックが今年のゴルディロックス相場指数であり、前者なら半導体、後者ならプラスしてAI関連が牽引している。


ゴルディロックス相場は基本的に売る必要がなく、大きな損をする投資家が少ない相場で、もし直近数ヶ月で大損している人は投資戦略が逆張りなのだろう。



日経平均株価は上げが止まり、日銀の動向を先読みする形で株価レンジ、円高と動きましたが、日銀はまだ動かないので期待の分がハゲる。

ナスダックは決算を消化していき、上位数社でナスダックのウェイトを占めすぎているので比率が下げられるのが大きなイベント



足元数ヶ月続いているゴルディロックス相場は、心地良い相場的な意味で、片方向に極端に動けば崩壊する。

なので、ゴルディロックス相場が続く条件を考えてみよう。

基本的に世界に影響を与えるのはアメリカなので日と付けていない限りはアメリカの指標です。


短期

・企業業績は企業とアナリスト予想を下回らない、今後見通しが下がらない(全体的に)

・毎月ある雇用、CPI、失業保険などが弱くも強くもならない(予想通りに推移)

・次の利上げで再び銀行破綻しない



中期

・いま現在の予想以上に利上げも利下げもしない(2024年Q2まで)

・インフレが再燃しない

・AI関連の大企業がブームを過ぎるまで不正や決算ミスをしない

・逆イールドが縮小



長期

・失業率が4.2%を超えない

・デフレにならない

・米GDP成長率が2%〜2.5%で維持される

・逆イールドが解消



ざっとこんな感じ。

この状況が続くなら、相場は20%以上のクラッシュはしないだろうと思います。



まず重要なのはインフレが再燃しないことで、これがあればFRBは政策手段がないので利上げするしかなく、利上げが株式を痛めつける。

次には今年の相場を牽引したといっていいAIと半導体関連が予想以上に成長し半導体産業が回復するなら上昇続く理由にできる。

そして長期では失業率が4%を超えて4.2%→?%と上がっていかないこと、さらにはデフレにならないことが重要で、デフレはアメリカ経済の永遠の成長神話を崩壊させてしまうのであり得ない。失業率はデフレとセットになる可能性が高い。



今回書いたのはあくまでも想定できる最低限の条件で、ゴルディロックス相場が永続に続いたことは過去にないので、この相場が続くには条件がかなりあるよと書いたものです。

FRBはインフレを再燃させないし、低下させたいけどデフレは嫌だというスタンスなので、例えばCPI 1%でコア1.8%のインフレまで下がったらデフレに突っ込む前夜となりそうなので、コアが2%割れまでやればFRBは再びやり過ぎたことになる。


インフレにもデフレにもなってはいけない金融政策の中で、米政府は債務上限で蓋をしながら財政政策をしなければならない、その中でAIという民間主導で成長源となる種が登場したのは2023年の相場を救ったビッグテーマであり、関連するマイクロソフトやNvidiaの決算は毎回注目されAI相場の動きを左右するでしょう。


インフレもデフレもしない、相場のビッグテーマは期待を達成し続ける。永遠に…

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