いま、もっとも投資したい対象
日米株の株高に個別株でのっている私ですが、実は日米株どちらにも懐疑的でここからの上値は10%ないと思っている、もちろんクラッシュ前の最後の上げが10%の幅を取れる可能性があり、コロナショック前もそうだったので次の大きな上昇があれば売り場と考えたい。
いまもっとも投資したい対象は米国債であり、時をおいて日本円である。
米国の利上げ示唆のニュースと日本の金融政策据え置きで円安反応だが、これこそが米国債を買いたい理由であり、日本円を買いたい理由である。
米国は利上げ回数を2回と断言した。上ブレは株安を招くが市場の反応はあと0.5?2024年に影響なしという見方だろう。
米10年金利は3.75%程度で米CPIが下落継続で4%となっている。
さらにインフレが下落するだろうなかで、0.25%しか差がないなら米長期債はもっとも信用できる資産であり、数カ月後にはインフレ率より高い利回りだろう。
例えば、インフレ率2.25%で2%利回りの長期債へ投資するのとではわけが違う、
いま米債を買えば、何かしらのクラッシュ時にはキャピタルゲインを生み出すし、株式の反対側に動く保有しやすい高金利の資産となる。
利上げ時には米→欧→日と動くが、日は利上げには動けないかあって気持ち程度に夏に政策変更と見ている。
いまはユーロ高で欧が強いフェーズでこれも通常の歴史通りとなっており、最後には円が買われる。
米国の景気は国民の無謀な消費や、サプライチェーン回帰やAI以外のところは十分に落ちている。
米国景気悪化のシグナルは十分出ているが、無謀な国民と民主党の政策、新たな需要がGDP自体の悪化を防いでいる。
ただ、FRBは失業率悪化まで利下げしないため、米債券を買えるチャンスはまだあり、ドルが強い時期ももう少しあり、その中で人々は悪化するEPSの前に株で一山当てているわけだ。
このEPS悪化を受ければPERが許容することはなく、経済政策や利下げがないと株式は弱い状態となる。その経済政策や利下げこそが信用ある米国債のキャピタルゲインのタイミングとなる。
円については最後に買われる通貨であると思っていて、循環の間にある、
事実としてユーロ高となっているのでこれが循環を肯定する。
米国債が買われて長期金利が低下する私のキャピタルゲインのタイミングでは円は買われるだろう、それが米国債投資のリスクであり円高がリターンを消してしまわないように、日本人であるなら海外通貨を売って円を買う必要がある。
そのときに高い金利を海外に払うのは嫌なので、米経済については見ておく必要があり、先に米国債を買うことはしても、円買いはできる限り伸ばさないといけない。
その点ですぐに反応しそうなスイスフランは"いま"という時間軸だと米経済悪化で買われやすいだろう、爆弾を回収したし日本よりは金融政策が自由である。