下手な個人投資家が損するにつれ相場が崩れていく
ただの英語学習のプログリットが11%安
オタク文化オンリーのエニカラが5%安
過大評価なソシオネクストが10%安
などなど、個人投資家が好きそうな銘柄は高値から大きく崩れ、それに伴い多くの中小型株が崩れています。
日経平均株価は小幅な動きなのに、マザーズ指数が2%安となっています。
この動きはよくあるやつで、個人投資家が好きな銘柄が崩れると彼らは投げ売りせざるを得ない下手くそなのでスイング全部切りみたいなトレードで新興市場を巻き込みながら過大評価グロースが崩壊しています。
こういった個人投資家が崩される展開はよくあることで、とりあえず信用買いが少ない銘柄を持っていれば相対耐えることができ、先導株とはなれませんが、まあまあなパフォーマンスは出してくれるので今の環境で銘柄を探すのは有用だと思います。
ファンダが良い株を見つけて、できたら材料もセットで覚えておくと、材料で上がったときにファンダでさらに上がるなど追い風となったときに上昇余地の大きな銘柄を拾えます。
また、個人投資家は一部の銘柄で大損するようなポジションを構築して、合わせて持っている小さめの銘柄も似通って、また違う投資家がそこを主力とし、と保有と動きが連鎖することで結果として多くの中小型株の需給が悪化します。
そこに信用買いが多いという悪条件が整うとたちまち弱くなりますし、そもそも買われていないと売り圧力に負けるしで苦しい展開になります。
当ブログで以前書いたように、日本株の動きと関係なくグロース株を連続売りし続けているファンドの存在も書いているので、そんなファンドの保有株は今日みたいな相場だと大きく崩れる展開にもなるでしょう。
今日時点で十分にチャンスが狙える銘柄がありますが、もう少し様子見してもいいように思います。
6月末と7月は売り圧力が強いので、とりあえずは材料なしでも下目線くらいで備えてもいいですね。